ゴムアスファルト系塗膜防水について
皆さんこんにちは!建築部の新垣(元)です。
今回のブログは、ゴムアスファルト系塗膜防水についてお伝えしたいと思います。
ゴムアスファルト系塗膜防水は、アスファルトに合成ゴムを配合した防水材を塗布し、建物を水の侵入から守る防水工法です。
代表的な製品としてハルエースなどがあり、主に地下外壁や基礎、擁壁、ピットなどの地下構造物に使用されています。
この防水材の大きな特徴は、優れた防水性能と高い伸縮性です。コンクリートは乾燥収縮や温度変化によって微細なひび割れが発生することがありますが、ゴムアスファルト系塗膜防水はゴムの弾性によって下地の動きに追従し、防水層の破断を抑えることができます。
また、液状材料を塗り重ねて施工するため、継ぎ目のない防水層を形成できることも大きなメリットです。
次に、ゴムアスファルト系塗膜防水には大きく分けて「密着工法」と「絶縁工法」があります。
密着工法
密着工法は、防水材をコンクリート下地に直接接着させる工法です。下地と防水層が一体化するため、水が入り込む経路が少なく、高い防水性能を発揮します。施工工程も比較的シンプルで、多くの地下外壁や基礎部分で採用されています。
ただし、下地に大きなひび割れや動きが発生した場合、その影響を直接受けやすいという特徴があります。そのため下地処理を十分に行い、ひび割れ対策を施したうえで施工することが重要です。
絶縁工法
絶縁工法は、防水層と下地の間に絶縁シートなどを設け、防水層を下地から切り離して施工する工法です。下地のひび割れや動きの影響を受けにくく、防水層の損傷リスクを低減できます。特に、ひび割れが発生しやすい構造物や、下地の挙動が大きい場所で効果を発揮します。また、防水層が独立しているため、下地に発生したクラックがそのまま防水層へ伝わりにくいというメリットがあります。一方で、密着工法に比べて施工工程が増えるため、施工管理がより重要になります。
ゴムアスファルト系塗膜防水が選ばれる理由
地下部分は完成後に補修が難しく、漏水が発生すると建物の耐久性や利用環境に大きな影響を与えます。そのため、地下防水には高い信頼性が求められます。
ゴムアスファルト系塗膜防水は、高い防水性能優れた伸び性能でコンクリートへの高い対応力を持ち、近年では地下外壁の防水工事において、建物の構造条件や要求性能に応じて密着工法と絶縁工法を使い分けるケースも増えています。防水工事は完成後に見えなくなる部分だからこそ、適切な工法選定と確実な施工が重要です。ゴムアスファルト系塗膜防水は、建物を長期間にわたって水から守るための重要な防水技術となっております。
最後に私が配属している現場での施工写真を載せて終わりたいと思います。


☝私の現場では、防水材をコンクリート下地に直接密着させる密着工法で施工を行いました。
今回はここまで、以上建築部新垣でした。













































