スウェーデン式サウンディング試験について – 株式会社東恩納組

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2016年7月5日建築部

スウェーデン式サウンディング試験について

こんにちは。工事部の又吉です。
今回は、現場で見たスウェーデン式サウンディング試験について調べたことを書いていきたいと思います。
この試験はスウェーデンの国有鉄道が不良路盤の実態調査として採用し、その後建設省が堤防の地盤調査として導入したのが始まりだそうです。
ファイル 931-1.gif
この試験のやり方は、鉄の棒(ロッド)の先端に円錐形をねじったようなスクリューポイントを取り付け、それを地面に垂直に突き立てます。
また、ロッドには自由に上下させたり途中で固定もできる受け皿(クランプ、重さ5㎏)を通し、さらにハンドルを上に取り付けておきます。
クランプに円筒系のおもり(10㎏のおもり2枚、25㎏のおもりが3枚)を1枚ずつ静かに載せていき1枚載せるたびに、ロッドが下方に沈むかどうかを観察して記録します。
すべてのおもりを載せるとクランプの重さと合計して100㎏になりますが、その時にロッドの沈み込みがなく静止している場合には、ハンドルを回転させ、25㎝貫入するまでの半回転数を記録します。
ファイル 931-2.jpg
また、ハンドルの回転数は180度(半回転)を1回とカウントします。なので360度回せば2回となるので記録は「半回転数」という表記になります。
スウェーデン式サウンディング試験は、主に小規模建築の時に使われます。
何故かというと、調査が比較的に簡単で、短期間で済みます。そして費用も安く小回りが利くため狭い土地でも調査が可能だからです。
今回はこれで終わります。
暑い日が続きますが、しっかりと水分補給して頑張っていきましょう。
以上又吉でした。