レベル表記の違い – 株式会社東恩納組

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2023年2月17日建築部

レベル表記の違い

みなさんこんにちは!土木部の當銘です。

最近の当現場の状況はというと、基礎の施工が完了しました。

(柱状改良の部分は除く)

基礎の埋戻しが一部残っていますが、これから徐々に鉄骨建方が始まって行くところです。

 

 

さて、今回のブログは、私がこの現場に来た当初に戸惑ったことを書きます。

それは、高さの表記の違いです。

どういうことかと言いますと、GLやSGL、GH、EL、FHといった様々な高さを使い分けることに慣れていなかった、ということです。

 

建築はベンチマーク(BM)を基準に設計GL(SGL)を設け、設計GLからいくら+か-かが表記されていると思います。

仮に設計GL=BM±0だった場合、+50のところはBM+50ということ。

実際、当現場では駐車場棟SGL±0と設定されており、図面はこのようになっています。

現場内には、現場外にある仮ベンチマーク(KBM)から引っ張ってきたSGL+1000、SGL+1500、SGL+2000などの高さが数か所出されていて、器械の視準線(レンズを覗いたときに見える中央の横線)をこのラインに合わせてセットして、レベルを読みます。

金属標(赤い矢印がある四角い金属)がKBMになっています。(ちなみに赤い矢印の先は境界点)

テープの上端に器械の視準線を合わせます。

 

土木もベンチマーク(BM)や標高(EL)を基準に地盤高(GLまたはGH)や計画高(FH)の計算をしますが、建築のような表記ではなく、高さの数値そのものが表記されています。

例えば、BM2.65という表記は、EL=2.65mということ。

また、▽3.05やFH=3.05という表記は、計画高が3.05mということ。

図面の例です↓

 ←(擁壁天端の計画高)

 ←(構造物の計画高)

 ←(地盤高など※この場合はEL表記)

このように、高さの数値そのものを元に器械高を計算し、レベルを読みます。

 

建築も土木もレベルの読み方は同じなのですが、高さの表記が違うだけで、計算の数値が変わり、頭が混乱してしまいます。

これも慣れですね。素早く切り替えられるよう頑張ります。

 

今回はこれにて終わります。

またの更新まで。