単位について②
みなさん、こんにちは!土木部 當銘です。
今回も前回に引き続き、単位について書いていきます。
内容の続きとして、「A呼称」「B呼称」の話をしようと思っていたのですが、
ブログ当番が回ってくるまでの間に面白い気付きがありましたので、少し脱線したいと思います。
面白い気付きというのはですね、刷毛のサイズ表記です。
今まで何回か買ったことがありますが、今回購入の際よく見ると「インチ」の表示がされている!
わかりやすく「ミリ」表示もされていますね。
注文時は「センチ」で言っているので、全く気付きませんでした。
たまたま「インチ」について調べていた時に刷毛を買ったので気付けたのかもしれません。
ちなみにこの記号「 ″ 」もインチ(in)を表す記号で、ダブルプライム記号(double prime)といいます。
読み方は「○″=○インチ」となります。
ちょんちょんが1つ減った「 ′ 」は、プライム記号(prime)といって、フィート(ft)を表し、読み方は「○′=○フィート」となります。
(ダッシュ、ツーダッシュともいうそうですが、他の記号と混同するそうなので、プライム、ダブルプライムの方がいいらしいです)
この記号は、長さに関しては「インチ・フィート」の意味になりますが、時間や角度、経緯度、関数にも使われます。
【例】
時間の場合:10分10秒→10′10″
角度の場合:90度10分10秒→90°10′10″
こうやって見ると、ストップウォッチはこういう表示をしていますし、建設業の人はトランシットや光波がこういう表示になっていますよね。
思っているより身近にある記号なのかもしれません。
少し話は逸れましたが、元に戻します。
刷毛のインチ表記は、おそらくアメリカ由来だと思われます。
(ペリーが来航したことにより、外国製の刷毛が広まっていたようなので)
元々、日本にも刷毛はあったようなので、サイズ表記は「尺貫法」を基に「号数」で表すものが多いようです。
「号数」での刷毛の一般的なサイズに「インチ」を当てはめてみました。
「分」の数値がそのまま「号数」となります。
おおよその数値で単位換算しているので、ドンピシャではないですが、大体のサイズ感がわかると思います。
関東と関西では刷毛のサイズが異なるようなので、ミリ表示の欄は関東サイズと関西サイズをミックスさせています。
時代とともに、この違いも薄れてきているようです。
(正確に知りたい方は各自、お調べください)
商品によって表記の違いがあると思いますので、刷毛のサイズは3種類(号数orミリorインチ)あると覚えた方がいいですね。
では、今回はここまでとします。
またの更新まで。