新城の建もの探訪 ~ 大阪編 Part.2 ~ – 株式会社東恩納組

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2025年11月12日建築部

新城の建もの探訪 ~ 大阪編 Part.2 ~

こんにちは!建築部積算の新城です!

遂に今年もあと2ヵ月を切りました!
天気によっては肌寒く感じる日もあると思いますが、個人的には今ぐらいがちょうどいぃ。
ずっとこの気温だったらなー。

さぁ気温が下がり始める中、今回も暑かった夏季休暇の話をします!

 

・大阪府立 中之島図書館

西暦1904年、明治37年竣工。築121年重要文化財認定

(大阪府立図書館HPより引用)

この時期本当に暑すぎて、急遽この歴史ある図書館に休憩も兼ねて立ち寄りました!
この図書館の歴史は非常に古く、あの住友家が建築し寄贈した後、増築と改築を重ねながら、あの第二次世界大戦時の大阪大空襲も耐えた凄い建築物なのです!
外観はネオルネッサンス様式で特徴的な4本の円柱があり、宝物庫をイメージしたといわれています。

中は外と違いバロックと呼ばれる様式になっていて、近代建築ばかり見てきた僕にはあまり馴染みのない内観でした。
その中でも一番目立つこの大きな階段!これ木造なんですよ!
一歩一歩踏み出すたびにギシギシと木材の音がしてそれすらも建物全体の雰囲気と調和しているかのようでした。
ただ、踏み抜きそうな恐怖が上回り2階には行けませんでした(笑)

他の場所や増改築した場所、実際にまだ図書館として機能している点も含めて、まるで明治の文明開化のような
過去と現代が絡み合った不思議な雰囲気でした。
わかりやすく言うと、築年数の長い木造校舎を今でも使ってるような雰囲気です。(個人の感想です笑)

ここで上記で触れたネオルネッサンス様式とバロック様式について少し書いていきます。

ネオルネッサンス様式

まず、15世紀~17世紀初めあたりまで続いたルネッサンス様式というものがありました。
ルネッサンス様式はギリシャやローマの建築様式を取り入れた、円柱や、アーチ、半球型の屋根クーボラが特徴的で
全体的なバランスの取れた様式になっています。
そのルネッサンス様式のブームが過ぎた2世紀後に、またブームが再来します。
それがネオ(ギリシャ語:新しいルネッサンス様式です。ルネッサンス様式はそのままに、
地域毎の文化や特徴、時代等を取り入れた様式になります。

・バロック様式

16世紀後半~18世紀初めあたりにヨーロッパで広まった建築様式です。
この様式はバランスを重視したルネッサンス様式とは違い、豪華で派手な装飾が特徴で芸術性が強く求められた様式です。
サンピエトロ大聖堂のように建物に多くの彫像が設置されていたりもします。

 

ざっと簡単にまとめるとこんな感じです。

 

そして実はこの図書館、カフェも併設されているんです!!


(食べログ スモーブローキッチンナカノシマより引用)

インテリアは北欧系とインダストリアルを合わせた感じで、ここが重要文化財の中だというのを忘れそうです!
お洒落な食事、数種類の紅茶も用意されていて雰囲気もサイコーでした!

建物観るよりここにいる時間の方が長かった気がします・・・。

周囲は観光スポットや商業施設もたくさんあるので、休憩ついでに寄るのもいいかもしれませんね~。

 

今回は以上となります!
まだまだ訪れた場所はいっぱいありますので、

一軒ずつ、

ちゃんと、

紹介していきますね!

建築部 積算 新城でした!

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