柱の配筋 – 株式会社東恩納組

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2015年11月25日建築部

柱の配筋

こんにちは工事部の又吉です。
今日は、柱の配筋について書いていきたいと思います。
最初は柱の配筋です。
柱には、長期荷重(常にかかっている荷重)により、大きな圧縮力がかかっていて、曲げモーメントやせん断力もかかっています。さらに地震力によって同様な各力が加わります。柱の破壊は、致命的な被害につながるため、特に慎重な配慮が必要です。
地震力は、柱に対してあらゆる方向から作用します。地震力による曲げモーメントに対抗するため、一般に柱の軸方向には、図のように断面の図心(重心の位置)を通る軸に対して対称に主筋を配置します。
ファイル 778-1.png
柱のせん断補強筋を帯筋と言います。帯筋はせん断力に抵抗するとともに、主筋の位置を固定して、圧縮のために主筋がはらみ出す事を防ぐものです。配筋は図のように主筋を取り囲むようにし、帯筋と主筋は強固につけます。
ファイル 778-2.png
帯筋は末端部にフックをつけるか、末端どうしを溶接しないといけません。
また帯筋間隔も最低値がきめられています。
また長い鉄筋をらせん状に巻きつけることもあります。これをスパイラル筋と言います。
ファイル 778-3.png
今日はこれで終わります。皆さん寒い時期になってきますが体調管理を気をつけて、頑張っていきましょう。