首里城公園整備工事
皆さんこんにちは、土木部の比嘉です。
最近は気温が下がってきて、やっと沖縄にも冬が訪れそうです。
私が配属されている首里城公園整備工事の現場では、やっと工事が再開しました。
今回は石積みについて掲載していきます。
石積みとは:石を人力または機械で積み上げ、積み方や形を工夫しながら安定した構造物をつくる工法。
石の重さと形状を活かし、土圧や水流に対して強いのが特徴です。
石積みにも種類がありますので、今回当現場で施工する布積み・相方積みについて紹介します。

↑の写真が布積みです。
布積みの定義
布積みとは、石の長手(長い方向)を水平方向にそろえて、一定の高さ・幅を持つ石を規則的に積み重ねる石積みの方法のこと。
布積みの特徴
・石が横に長く見える並びになる。
・規則性のあるきれいな外観になる。
・城壁、道路、護岸などでよく採用される。
・相方積みに比べると施工が速い

↑の写真が相方積みです。
相方積みの定義
相方積みとは、石の継ぎ目(目地)が一直線に通らないように、上下の石同士が互い違いになるよう積み上げる石積みの方法。
相互に補い合う位置関係”に配置することで、壁全体の安定性を高めるのが目的です。
相方積みの特徴
・同じ位置に縦の継ぎ目が並ばない。
・荷重の伝達が安定し、崩れにくい。
・石同士が支え合う構造になり強度が増す。
今回はここまでとします。
首里近辺でこのような積方をした擁壁があると思うので意識しながら見てみてください。
次の投稿の時は、完了写真を掲載します。
以上、土木部比嘉でした。













































