首里城公園現場より – 株式会社東恩納組

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2026年4月16日土木部

首里城公園現場より

みなさん、こんにちは!土木部 當銘です。

今回は現場作業で気付いたことを書いていこうと思います。
当現場は石積みがメインの工事となっていて、日々、丁張り設置との闘いなのですが、ある日、基礎に丁張りを設置する際、計算に苦戦したことがありました。
CADで図を描いておけばなんてことないのですが、その時はその準備が出来ておらずその場で計算するしかありませんでした。
後日、今後の丁張り設置のためにCADでいろんなパターンの図を描き寸法を出していたところ、1つの答えに気付きました。
「相似だから勾配と材料に応じて比を出すことを覚えていればさほど難しくない」
これがどういうことなのか、図を使いながら説明します。

まず、丁張りに使う材料ですが、今回は計算しやすいように桟木とします。
勾配は5分勾配(1:0.5)
基礎に設置するので、5分勾配になるように桟木を三角に切る必要がありますが、どういう寸法で切ればいいのか。

切る部分の三角形と5分勾配の三角形を並べます。

これが実は相似になっています。

切る方の三角形を△ABC、5分勾配の三角形を△DEFとします。
△DEFを比にするとこうなります。

(√5 はピタゴラスの定理で出ます)
AC : BC = DF :EF
50 : x = 2 : 1
2 x = 50
x = 25
よって、BC = 25mmとなり、どういう三角形で切ればいいのかがわかりました。

このような丁張りの場合は、この流れさえ覚えておけば、2分勾配、3部勾配でも応用できるし、材料が丁張材や2×4でも計算は可能です。
注意しないといけないことは、勾配と材料の組み合わせによって、三角形の比と長さの計算が異なるということ。
上記の計算はあくまで桟木を使った5分勾配での話なので、注意が必要です。
(桟木を使った3分勾配 ⇒ BC = 15 mm)
正直な話、CADで寸法を出せばこんな計算はいらないと思います。
でも、必ずしも前もって準備できるわけではないし、現場で急遽、勾配が変わるということがあるかもしれない。
そうなったとき、サッと計算できればいいのかなと、そのぐらいの気持ちでいいかと私は思います。
これで以上となります。

段々暑くなってきましたので、クーラーの効いた室内と屋外の温度差に気を付けましょう。
以上、土木部當銘でした。