型枠の存置時間
皆さんこんにちは!建築部の大城です。
10月後半に入り座間味島の方でも肌寒くなってきました!
気温も変わり体調の崩しやすい季節になってきましたので体調管理に気をつけて仕事も頑張っていきましょう。
今、座間味の現場の方では、管理棟2階躯体3階スラブの型枠養生の期間を終え解体作業を行なっています。
今回は「型枠の存置時間」について説明していきます。
まず「せき板」の存置時間は、圧縮強度による場合か日数による場合のいずれかを満たせば良いです。
*圧縮強度の場合(垂直部分、基礎・はり側・柱・壁のせき板)
「普通コンクリートで計画共用期間が短期・標準」のときは、5N/m㎡以上に達したことが確認されるまで
「普通コンクリートで計画共用期間が長期」のときは、10N/m㎡以上に達したことが確認されるまでとします。
(水平部分、はり下・スラブ下)
梁は、原則として支保工を取り外した後だが、設計基準強度の50%に達すれば、せき板だけ解体しても良いです。
*日数の場合
20℃以上、、、普通セメントの時4日(高炉セメントB種は5日)
10℃以上〜20℃未満、、、普通セメントの時6日(高炉セメントB種は8日)
「支柱」の存置時間の場合も圧縮強度か日数による場合のいずれかを満たせばよいです。
*圧縮強度による場合(はり下・スラブ下の支柱)
スラブ下・はり下は、「設計基準強度の100%以上」又は、12N/m㎡以上かつ構造計算によって安全が確認された場合取り外すことができます。
片持ち梁、庇の支保工の存置時間は、設計基準強度の100%以上確認されるまでとする。
*日数による場合スラブ下と梁下では日数が違ってきます。
スラブ下では、平均気温が15℃以上の時17日、15℃未満5℃以上の時25日、5℃未満の時28日
梁下では、28日に達すれば解体して良いです。
以上が型枠の存置時間でした!
入社3年目大城がお届けしました。