ガラスのはめ込み構法について
こんにちは!建築部の東江涼之介です。
今回私がブログ担当なのでご一読いただけますと幸いです。
前回に引き続き、今回はガラスのはめ込み構法について書いていきたいと思います。
前回は、一般的な不定形シーリング材構法について書きましたが、ガラスのはめ込み構法には他にもいくつかの構法があります。
①グレイジングガスソケット構法
グレイジングガスソケット構法には、グレイジングチャンネル構法とグレイジングビード構法があります。それぞれU字形をしたグレイジングチャンネル、J字形をした
グレイジングビードを用い、ガスソケットを伸ばさないようにし、各すき隙を確実に留め付けます。
※グレイジングガスソケットとはガラス板の固定のために、ガラス周囲に巻き付けられるゴム状のシーリング材。
(1)グレイジングチャンネル構法
戸建て住宅の引き違い戸のガラスなど、窓枠のかまちが分割できる場合に用いられる。
・グレイジングチャンネルをガラスに巻き付ける際、継ぎ目は上辺中央とし、隙間が生じないように突き合せた後、サッシの枠を取り付ける。
・高い水密性が要求される高層ビルに適さない。
(2)グレイジングビード構法
戸建て住宅のガラスなどに用いられ、溝内への水の侵入を許容する場合に使用できます。ただし、侵入した水は速やかに排出される構造とする。
②構造ガスケット構法
構造ガスケットは、ジッパーガスケットとも呼ばれクロロプレンゴムなどの押出し成形によってつくられます。
ガラスの保持機能とガラス周囲のシール材としての水密機能を兼ねた、ガラスの支持材兼防水材です。
今回はこれで以上です!
最後までお読みいただきありがとうございました