i-Constructionについて
皆様こんにちは、土木部の玉城です。
今回の記事は「i-Construction」とします。
みなさんは「i-Construction(アイ・コンストラクション)」という言葉をご存じでしょうか?
これは、国土交通省が推進している建設業界の“生産性革命”のキーワードです。ICT(情報通信技術)を活用して、建設現場をより効率的に、より安全に、そしてより魅力的な業界に変えていこうという取り組みです。
今回は、そんな「i-Construction」の基本から、実際の現場での導入事例まで、わかりやすくご紹介します!
◆ i-Constructionって何?
i-Constructionとは、建設現場にICT技術を導入して、調査・設計から施工、管理までの全工程を効率化しようという取り組みです。
「調査・設計」「施工」「維持管理」のすべての段階でデジタル技術を使い、作業の省力化・自動化を図ります。
【具体的には…】
- ドローンによる空中測量(3D計測)
- ICT建機を使った自動施工
- タブレットやクラウドによる進捗・品質・出来形管理のデジタル化
- BIM/CIMによる3次元モデルでの設計・管理
↑写真は一昨年JAPANBUILD主催の建設DXに参加した時の写真で、東京から九州にあるバックホウを遠隔操縦している写真になります。
◆ なぜi-Constructionが必要なの?
建設業界は、深刻な人手不足や高齢化という課題に直面しています。
また、災害時の対応力向上や、働き方改革も求められています。
i-Constructionによって期待されている効果は以下の通りです。
作業の省力化・自動化 → 少人数でも作業可能に
・工期短縮とコスト削減 → 無駄のない施工で利益率向上
・若者に魅力ある職場づくり → デジタル活用でスマートな現場に
・安全性の向上 → 危険な作業を機械に任せてリスクを低減
◆ 実際の導入事例をご紹介
当社でも、土工事の現場でi-Constructionを取り入れています。
たとえば…
〇 ドローンによる出来形管理
従来のトータルステーションによる測量では、1日かかっていた作業が、ドローンで数時間に短縮。しかも精度も高く、ヒューマンエラーも防げます。
〇ICT建機による施工
3D設計データをもとに自動制御された建機で施工を実施。熟練オペレーターでなくても、正確で均一な施工が可能になります。
◆ これからの建設業は“スマート”が当たり前に
i-Constructionは、単なる「便利な技術導入」ではなく、「建設業の在り方そのものを変える」取り組みです。
私たち建設業に関わる者としても、今後のスタンダードになるであろうこの流れを正しく理解し、積極的に取り入れていくことが大切です。
弊社では今後も最新の技術を積極的に取り入れ、安全で高品質な施工を実現できるよう努めてまいります。
記事は以上となります。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。