PC鋼線を使用した施工
皆さんこんにちは!
建築部の新垣です。
近頃、寒くなったり暑くなったり不安定な天気ですね。体調のほうはいかがでしょうか。
寒暖差の影響で体調を崩しやすくなりますので、徹底した体調管理で冬を乗り越えましょう!
現在僕が所属している渡嘉敷調整池の現場でPC鋼線を利用して建物を建てており、
僕として初めてのPC鋼線を使用した施工ですので皆さんにも紹介したいと思います。

まず、PC鋼線とは…
コンクリート構造物に予め圧縮力を導入することで引張応力を低減し、ひび割れ抑制やたわみ低減、軽量化を可能にする重要な建材です。
引張応力を低減させるために使われ、主に橋梁や建築物の梁、マンションの床スラブなど幅広い分野で利用されています。
また、プレテンション工法やポストテンション工法などといった異なる施工方法もあります。
PC鋼線の種類
- 単線(鋼線):直径が細く、ポストテンションの初期緊張や小断面に適する。
- ストランド:複数本の鋼線を撚って束ねたもの。柔軟性と断面積の確保に優れるため多くの現場で使用。
- PC鋼棒:太径の棒材で、主に大きな断面力を扱う部位に用いられる。
- 表面処理:亜鉛めっき、被覆材(プラスチック被覆やポリエチレン被覆)、高耐食鋼材など。被覆は施工中の摩耗や塩害対策に有効。
4つの種類がありますが、今回渡嘉敷調整池の現場ではストランドと鋼棒を使用しました。

↑鋼棒

↑ストランド
続いて施工方法の種類と施工方法について説明します。
施工方法の種類
PC工法は大きくプリテンション工法とポストテンション工法の2つの工法に分かれます。
- プリテンション:鋼線をあらかじめ張力をかけた状態で型枠内に配置し、コンクリートを打設。コンクリートが硬化した後に鋼線の両端を切断し、鋼線の収縮力がコンクリートに伝わる方式。主に工場生産のプレキャスト材に適する。
- ポストテンション:アンカーを用いて鋼線を後から張力をかける方式。現場打ち大スパンの橋梁や建築スラブに多用される。後張りタイプではダクトに鋼線を通し、張力後にグラウトを注入して保護・定着させる。
どちらも鋼線を引っ張るのですが、プリテンションが先、ポストテンションが後に引っ張ります。
ポストテンション施工手順:
- ダクト・アンカー・支持具の配置
- 鋼線挿入と仮固定
- 設計張力まで張力を導入(油圧ジャッキ等)
- 定着装置で張力を保持
- グラウト注入(後張りの場合)と硬化・養生
PC鋼線には引っ張り応力の低減、ひび割れの抑制、軽量化などといったことがあげられますがコストが高くなる可能性や、鋼線の種類によって加工性に制約がある場合があります。
PC鋼線はコストと品質のバランスをとることが大事になってきます。
高品質なPC鋼線は製品の信頼性を上げる一方でコストが高くなりがちです。逆にコストを抑えると品質が低下し、製品の性能に影響を与える可能性があります。
なので、しっかりとした知識を身に着け使用することが大事になってきます。
今回はこれで以上になります。
みなさん、体調を崩さないように気を付けてください。













































