平板載荷試験について
皆さんこんにちは!建築部の新垣(元)です。
ここ最近梅雨入りで雨天が続いていた沖縄も、6月8日(日)に過去2番目に早い17日間での梅雨明け宣言がされましたね!!
梅雨が明けたという事は、また沖縄の暑い夏が始まりますので皆さん熱中症には十分気を付けてお過ごし下さい。
それでは本題である今回のブログ、平板載荷試験についてお伝えしていきたいと思います。
平板載荷試験とは、地盤の支持力や沈下特性を監督員,設計監理,監理技術者の元現地で評価し、建物の基礎設計や
土木構造物(道路・橋・堤防等...)の設計前に行われる試験です。
上記の内容を少し噛み砕くと、地面に鉄の板(平板)を置いて、その上から重り(荷重)をかけてどれだけ沈むかを見る
試験となっています。
目的として、建物や構造物を安全に支える為地盤がどれだけの荷重に耐えられるか、他にも荷重をかけた際の沈下特性等、
地盤の特性を把握する事を目的とした試験となっています。次に平板載荷試験の流れを簡単に説明したいと思います。
1.地面を整地する
試験を行う場所の地面を整地します。
2.鋼製の載荷版を置く
直径30~60㎝程度の鋼の板(載荷板)地面に設置します。
3.荷重をかける
ジャッキを使って載荷板に少しずつ荷重を加えていきます。
4.沈下量を測る
荷重を加えるたびに、載荷板がどれだけ沈んだかを測定します。
5.荷重を減らして回復を見る
荷重を少しずつ取り除き、地盤がどれだけ回復するかも確認します。
6.結果をまとめて評価
測定データから地盤の強さや沈みやすさを評価します。
このような流れで、地盤が建物の重さに耐えられるか、安全に建てられるかを判断します。
今回平板載荷試験について記載し皆さんにお伝えしましたが、私自身現在配属している現場で平板載荷試験を行い始めての
経験でとても良い勉強になりました。他にも標準貫入試験やスウェーデン式サウンディング試験等、地盤調査で行われる
試験が色々あるので、今後お伝えする機会がありましたらその時に記載したいと思います。
以上、建築部新垣でした。