「医療施設」と「改修工事」 – 株式会社東恩納組

STAFF BLOG

スタッフブログ

2024年9月9日建築部

「医療施設」と「改修工事」

ブログをご覧の皆さん、約1か月半ぶりの再会となります。
建築部の上地です。

さて、私の前回のブログの内容は「熱中症対策」についての内容でしたが、あれから早、1カ月半が経過した今は「熱中症予防」のピークも過ぎ、暦では秋を思い出す時期となりましたが、とは言え沖縄県地方では今後「熱中症対策」は11月中旬頃までは必要不可欠ただ考えます。
お互い今後も抜かりなし行きましょう!この一か月半で私の身の回りで変わった事と言えば新現場「中部病院の改修工事」に配置が決まったことでしょうかね・・・
これまでに医療施設の工事は何度か経験はありますが、改修工事は初めましての経験で、今から緊張感が増す状況であります。

そこで、今回のブログは予習の意味も含めて「医療施設と改修工事」と言うテーマでまとめたいと思います。

 

【工事中に発生する騒音や振動への配慮も最も重要課題】

改修工事において発生する騒音や振動は、安静を余儀なくされている入院患者からクレームになってしまうこともありますし、医師が診察を行う上での妨げになるとも考えられます。

さらに工事で発生した振動が医療機器に影響を及ぼすこととなり、正しいデータが取得できなくなることは避けなければなりません。

検査などのデータに問題が生じれば、治療を行う患者に大きな影響を及ぼす可能性もあります。

そのため改修工事を行う際には、もし院内に大きな影響が出る作業の大まかな流れは1か月前に調整し、2週間前までには更に細かい調整を行うなど、それぞれ余裕を持った時期に連絡を行っておくことが必要だと考えます。

 

特に注意したい直前の作業連絡調整等

普段の工事では、施工前の連絡調整は作業の1週間前に行うのが一般的でしょうが・・・

病院の改修工事では2週間前には予定を連絡することが必要だと考えます。

でも、だからといって3週間前や1カ月前などのあまり早い時期に調整を行てしまっても、病院側が未確定なことも多いので、院内の調整がスムーズに進まないという場合もあります。

そのため2週間先の状況などについては、あくまでも暫定的調整という内容で逐一都度連絡したほうが、トラブルの原因を防止できる調整の在り方ではないかと、私なりに考えるところがあります。

皆さんはどう考えるでしょうか?

 

【改修工事に携わる作業員の動線計画も課題の一つである

動線計画において、大きく分けると①建物内部の動線計画②建物外部での動線計画、①又は②いずれも大事なポイントではありますが、ここでは①建物内部での動線計画について考えてみたいと思います。

通常の病院業務で意識する動線と言えば、

①患者が利用する「患者動線」→患者さんの来院~会計を終え退出までに通る動線のこと

②病院スタッフが利用する「スタッフ動線」→医師や看護士、受付スタッフなどが業務で移動する際に通る動線のこと

③病院スタッフが利用する「裏動線」→病院スタッフのみが使用するバックヤードなどの業務の際に通る動線のこと

このように、通常の病院業務だけ見た場合でも3タイプの動線があるわけなんですが、
それに加えて改修工事の関係者が利用する「工事用動線」が加わると言う事はまさに空港の滑走路を思わせる混雑ぶりではないでしょうか!

そこで、役割を発揮するの「管制官」の存在ではないでしょうか?

「病院の改修工事」を「空港」例えた場合に管制官の役割を果たすのはやっぱり「建物管理者」だと自分なりに考えるところがあります。

よって、本工事でも「建物管理者」との早い時期での連絡調整を重点的に望んで「トラブル」回避に繋げてまいります。

 

それでは、まだまだ続く沖縄の長い夏場であり、台風への備えもまだまだ必要だと考えます。
早めの対策で乗り切って行きましょう!

では、今回はこれでブログを閉じたいと思います。
次回2か月後にまたお会いしましょう。

 

By 建築部 上地 透

関連記事