おもろまち三丁目計画:軽量鉄骨下地
皆さんこんにちは。建築部の大城です。
配属されている「那覇市おもろまち三丁目計画」の現場では、各階内部工事が進められています。2階では壁下地組み、3階と4階では電気、設備の配線配管作業、5階では型枠解体、墨出し等を行っています。
今回取り上げるのは2階で現在進めている軽鉄工事です。軽量鉄骨下地、いわゆるLGSを使用して施工を進めています。
今回は角型スタッドを使用、振れ留めを省略した工法を採用しています。
壁の下地は、ランナーとスタッドで構成されています。コ形のランナーは端部から50mmの位置で固定、中間部は900mm間隔で固定します。また、角型のスタッドは303mm間隔で揃えていきます。(壁の工法によっては455mm間隔)
使用するスタッドには、建て込み高さに応じたサイズの規定があります。
50形:2.7mまで
65形:4.0mまで
75形:4.0mまで
90形:4.5mまで
※4.5mを超える場合は中間梁等を設ける必要があります。
本現場では、床面から天井まで2645mmとなっているため、50形相当の角型スタッドを使用しています。
天井の下地は、野縁(のぶち)、野縁受け、吊りボルトで構成されています。野縁受け及び吊りボルトは900mm間隔で取付、野縁は303mm間隔、ダブル野縁は石膏ボードの割付(1800mmが多い)で取り付けていきます。
野縁は、天井に張り付ける石膏ボードの中間固定部の下地となり、ダブル野縁は石膏ボードを2枚固定できるよう幅広となっています。
壁面の石膏ボードです。先ほどの下地にビス(子ねじ)で固定していきます。ボート周囲は200mm間隔、中央分は300mm程度で固定していきます。また、ボード端部から10mm程度離し、割れないようにビスを打ち込んでいます。
天井はまだ施工していませんが、ボードが落ちてこないよう、壁よりもビス間隔は短く、ボード周囲は150mm間隔、中央部は200mm間隔で固定します。
また、手すりの取付下地や家具転倒用下地等の施工も進めて行きますので、チェックも同時並行で進めて行きます。
今後は壁のクロス張り床のフローリング、タイルの貼り付けを進めて行きますので、また進捗などを掲載したいと思います。
以上大城でした。