お詫びと訂正 「自主検査」
お疲れ様です。
工事部の伊地です。
8月22日(月)に投稿したブログ「自主検査」の内容に一部誤りがあり、会長より指摘がありましたので訂正させていただきます。
前回ブログ記事「自主検査」
鉄筋の空きで大切なのはまずは粗骨材最大寸法の1.25倍そして隣り合う鉄筋の平均径1.5倍(1.5d)また鉄筋と鉄筋の最大外径に(D)を加えたもの、最低25mm以下と決まっています。
上記を訂正致します。
鉄筋のあき寸法(最小値)は、次に示す(1)から(3)のうち最も大きい数値とします。
1. 粗骨材の最大寸法の1.25倍
2. 25mm
3. 丸鋼では径の1.5倍・異形鉄筋では呼び名(D)の数値の1.5倍
注:一般にコンクリートを構成する材料には、セメント、水、細骨材(砂:径75μm以上;10mm網目のふるいを全て通りかつ質量で85%以上が5mm網目のふるいを通る骨材)、粗骨材(砂利:質量で85%以上が5mmのふるいのとどまる骨材)があります。
注:通常使用される粗骨材の最大寸法は25mm(砂石では20mm)ですが、基礎・基礎梁では、40mmの粗骨材が使われるときがあります。
注:(鉄筋のあき)とは、隣接する鉄筋の表面間の最短距離をいいます。
注:建築で使う鉄筋には、鉄筋コンクリート用丸鋼(Steel Round Ber)と異形鉄筋(異形棒鋼:Steel Deformed Ber)とがあり、コンクリートの付着力の強い異形鉄筋が主に用いられています。
注:異形鉄筋の呼び名(D)の数値は公称直径の数値を整数にしたものです。
例えば、公称直径15.9mmの異形鉄筋がD16と表現します。
例えば、粗骨材の最大寸法が25mm、柱主筋がD19のおける鉄筋のあきは、
・粗骨材による条件:25mm×1.25=31.25mm
・鉄筋による条件:D19×1.5=28.5mm
よって、最も大きい数値の31.25mmが鉄筋相互のあきとなります。
因みに、鉄筋間隔とは鉄筋の心間隔をいい、鉄筋のあきとは異なります。
また、鉄筋間隔の最小値は、異形鉄筋と丸鋼では違います。
異形鉄筋の鉄筋間隔の最小値(下記の3項目のうち最も大きい数値)
1.呼び名の数値の1.5倍+最外径
2.粗骨材最大寸法の1.25倍+最外径
3.25mm+最外径
丸鋼の鉄筋間隔の最小値(下記の3項目のうち最も大きい数値)
1.鉄筋径の2.5倍
2.粗骨材最大寸法の1.25倍+鉄筋径
3.25mm+鉄筋径
以上は、鉄筋コンクリート造配筋指針・同解説より抜粋致しました。
これからも現場で無駄に過ごさず、一生懸命に建築の勉強をして早く先輩達に追いついていきたい伊地でした。