しなって土を安定
こんにちは、特別養護老人ホームゆがふ苑作業所の上間です。
今日は、ゆがふ苑開発工事の、土止めについて話をしたいと思います。
現場の地名が山下町といいまして、地名にも山の下というぐらいの傾斜地で山を切り開いた高低差15mの斜面を更に8m掘り下げてから
建物を造る工事で、掘り下げる時に地山が崩壊するのを防止する「土止め工=土留め工」には、自立式土留「土留め壁の根入れ部のみで土圧を支持」で工事を行いました。
土を安定させるために杭(鋼材)を打ち込み、鋼材(H鋼)自体が傾き、
しなって土の圧力を抑え、鋼材がしなるというのは自然な動きで、
この現場では杭頭が最大9センチ7ミリまでしなりました。計算上もそのしなりを最大15センチと計算が出ていますから、9センチ7ミリは、想定内でOK。コンクリートの壁であればそれは動くことはなく、鋼材(H鋼)はしなって押さえる。
5月末 鋼材が最大9センチ7ミリしなっています。
6月末 建物基礎工事完了、鋼材はしなって安定。
完成時の仮設杭計画図
今は建物の基礎工事も完了し、土止めは更に安定しています。
以上 「ご安全に!」。