アスファルト舗装について
皆さま、こんにちは。
土木部の玉城です。
今回のブログは「アスファルト舗装」について説明していきます。
普段歩いたり、車で通る黒い道路がアスファルト舗装です。
写真は那覇市の国際通りのアスファルト舗装になります。
アスファルトの歴史は紀元前3800年頃の古代メソポタミアで天然アスファルトは接着剤として使用されていたようです。紀元前3000年頃の古代エジプトではミイラの防腐剤としても使用されていたようです。
日本書紀には688年に「燃える水」「燃える土」が越の国から天智天皇に献上されたとの記録があり、燃える水が石油で、燃える土が天然のアスファルトであると考えられています。
日本で初めてアスファルト舗装が施されたのは一般に1878年に東京の神田川にかかる昌平橋に舗装されてたのが最初であるとされているようです。
明治初期の神田川の昌平橋の写真になります。
アスファルトは低温では固体、高温では液体になる性情を持ち、この特性を活かして道路舗装用の骨材の接着剤として多く用いられています。
沖縄本島でもアスファルト製造工場はあり、雨の日以外は毎日のように製造されアスファルト舗装工事が行われています。
アスファルト舗装は温度管理が重要となり、所定の温度で搬入・敷均し・締固め・開放していきます。
アスファルトフィニッシャで敷均している状況となります。
タイヤローラーやコンバインドローラーで締固めを行っている状況です。
普段何気なく通っているアスファルト舗装は奥が深く、アスファルト舗装がない生活を考えると道路は常に砂埃が舞い上がり、泥がはね、靴や衣服を初めあらゆるものが汚れてしまいます。降雨量が多い時期には土や砕石が側溝や桝などに詰まり、道路の排水機能が低下し、道路が水没したりと、アスファルト舗装はわたしたちの生活には無くてはならないものとなりました。
アスファルト舗装にはいくつか種類がありますが、次回説明していきたいと思います。
今回のブログは以上となります。
最後までご清覧頂きありがとうございました。