アスファルト舗装について
皆さんこんにちは。 建築部の新垣仁伊琉です。
今回は、アスファルト舗装について話していきたいと思います。
まずはアスファルト舗装とは何か説明します。
アスファルト舗装とは道路や駐車場などの路面を作るためにアスファルト混合物を使用して行う舗装方法です。
日本国内のほとんどの道路がアスファルト舗装されています。舗装には表層と基層の二つの層で構成されています。
- 表層(サーフェス): アスファルト舗装の最上部であり、交通荷重を分散し、路面の機能を確保する役割を果たします。
- 基層(サブベース): 表層の下に位置し、アスファルト混合物を使って作られる層です。基層は上層路盤から伝わってくる荷重を均一に受け止めて下層へ分散させる役割を担っています。
次に、アスファルトを舗装する際の手順について説明して行きます。
はじめに、掘削という作業をします。
この作業はアスファルト舗装における下準備の段階です。ショベルカーを使用し、土を掘削して不要な土を取り除きます。駐車場を作りたい場合などには、道路と駐車場の間に段差ができることがないよう、アスファルトの厚さなどを計算し、地面を適当な深さまで掘り下げます。
次に、路盤の整正を行います。
アスファルトを敷く前に、砕石と呼ばれる粒状の材料を掘削した地面に敷きならし、路盤を整正します。
この砕石を敷く段階での出来の良さが、アスファルト舗装が完了したときの見栄えや強度に大きく影響を与えます。丁寧に行うべき作業です。
次にアスファルトの敷き均しです。
ここでやっとアスファルトの登場です。アスファルト混合物を整正した路盤の表層に敷きならします。小さい面積の舗装の場合はレイキという道具を使って人の手で敷きならします。大規模な舗装をする場合にはレイキを使うほかに、フィニッシャーという重機でアスファルト混合物を敷きます。フィニッシャーで敷きならすことで、広い面積でも美しい仕上がりにすることができます。
最後に転圧です。
120度程度の熱さのアスファルトを転圧機械で上から圧縮することで、締固めます。アスファルトの表面温度が約50度まで冷めれば使用することができます。50度以上の状態で車止めをしたり足を踏み入れると、アスファルトが変形しひび割れなど劣化の原因になりますので、時間を置くことを忘れないようにしましょう。
以上がアスファルトの説明になります。
今回は駐車場のアスファルトの説明をしましたが、道路のアスファルト舗装ではまた方法が違ってくるのでまだまだ勉強をしないといけないなと思っています。
以上、新垣でした。