ガス圧接
皆さんこんにちは!建築部の知念です。
今回は、ガス圧接継手についてご紹介したいと思います。
ガス圧接継手とは、鉄筋を専用のガスバーナーで加熱し、鉄筋がまだ溶融しない状態のうちに加圧機により加圧接合する継手を言います。
圧接工は、「ガス圧接作業員技量資格検知試験」に合格した有資格者が行え、技量資格には1種から4種までの計4種類があり種別によって作業可能な範囲が定められています。
圧接技量資格種別 | 1種 | 2種 | 3種 | 4種 |
作業可能な鉄筋径 | 径25以下
呼び名D25以下 |
径32以下
呼び名D32以下 |
径38以下
呼び名D38以下 |
径50以下
呼び名D51以下 |
圧接作業の工程は下記のとおりです。
1.圧接する鉄筋を切断する
2.圧接器具を取付ける
3.圧接状態
4.圧接完了
という流れになります。
圧接作業の注意点
- 鉄筋径又は呼び名の差が7mmを超える場合には、原則として圧接継手を設けてはならない。
- 圧接個所は鉄筋の直線部とし、曲げ加工部とその近傍を避け、圧接個所では曲げ加工を行わないようにする。
- 隣接する鉄筋のガス圧接部のずらし方は、400mm以上とする
等があります。
圧接部の検査
圧接部の検査は下記の様になります。
検査方法の種類 | 外観検査 | 熱間押抜法による外観検査 | 非破壊検査 | 破壊検査 | |
検査数量 | 全数検査 | 抜き取り検査 | |||
試験方法 | 目視など | 超音波探傷試験 | 引張試験 |
下記の写真が超音波探傷試験と外観目視検査の写真です
今回は以上となります。ありがとうございました。