コテ – 株式会社東恩納組

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2016年6月28日建築部

コテ

お疲れ様です。山城です。
突然ですが、皆さん左官屋さんが使うコテをご存知ですか。

コテとは
主に左官屋さんが壁や床にモルタルを塗りつける時やコンクリートを押さえる時に使用する道具です。
コンクリートを土間に流し込みした段階では表面に粗骨材がうきでています。
この粗骨材を沈め、表面にペースト状のセメントを浮きだす際に使う道具として
コテが使われます。

このペースト状のセメントを何回もコテでなでると皆さんが
よく目にする階段や、施設の廊下などの表面がツルツルした
コンクリートになります。

ファイル 926-4.jpeg

先日、現場で左官屋さんが使うコテを手にする機会があったのですが
凄いことに気がつきました。

ファイル 926-1.jpeg

長年にわたりコテを使ってるうちに、コンクリートやモルタルが
砥石(といし)代わりになってコテの端部がカミソリのように
鋭くなってるのです。

ファイル 926-2.jpeg

ヒモやロープなども簡単に切ってしまいます。鋭すぎます。
ファイル 926-3.jpeg
左官屋さんが使ってるのをいつも何気なく見てたのですが
こうしてまじまじと見てみると、なんか職人さんの長年の
苦労や経験が滲み出ている、魂の込もったひとつの作品の
ように感じてきました。

僕も左官屋さんが使い続けてるコテを見習い、知識を日々磨き上げて研ぎ澄まして、
自分のもつワザの切れ味を鋭くしていけたらなと思いました。

以上山城でした。

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