コテ
お疲れ様です。山城です。
突然ですが、皆さん左官屋さんが使うコテをご存知ですか。
コテとは
主に左官屋さんが壁や床にモルタルを塗りつける時やコンクリートを押さえる時に使用する道具です。
コンクリートを土間に流し込みした段階では表面に粗骨材がうきでています。
この粗骨材を沈め、表面にペースト状のセメントを浮きだす際に使う道具として
コテが使われます。
このペースト状のセメントを何回もコテでなでると皆さんが
よく目にする階段や、施設の廊下などの表面がツルツルした
コンクリートになります。
先日、現場で左官屋さんが使うコテを手にする機会があったのですが
凄いことに気がつきました。
長年にわたりコテを使ってるうちに、コンクリートやモルタルが
砥石(といし)代わりになってコテの端部がカミソリのように
鋭くなってるのです。
ヒモやロープなども簡単に切ってしまいます。鋭すぎます。
左官屋さんが使ってるのをいつも何気なく見てたのですが
こうしてまじまじと見てみると、なんか職人さんの長年の
苦労や経験が滲み出ている、魂の込もったひとつの作品の
ように感じてきました。
僕も左官屋さんが使い続けてるコテを見習い、知識を日々磨き上げて研ぎ澄まして、
自分のもつワザの切れ味を鋭くしていけたらなと思いました。
以上山城でした。