コンクリートあれこれ~その5~【強度③試験方法等】 – 株式会社東恩納組

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2015年2月10日建築部

コンクリートあれこれ~その5~【強度③試験方法等】

おはようございます!
工事部のチカラです♪

2月に入り、プロ野球キャンプの時期になりました。
すでに7チームのプロ野球チームが沖縄キャンプ入りしていて、2/16以降はジャイアンツ、カープと増え、最終的には9球団になります。
日本プロ野球全球団の4分の3が沖縄でキャンプしてくれて、本当に喜ばしい限りですね☆
話しを戻しまして、今回のコンクリートあれこれは前回に引き続き、強度について触れていきたいと思います。

【コンクリートの強度③※強度試験方法やその他のコンクリート試験】
さて、前回・前々回とコンクリートの強度についてふれてきました。
実際に打設したコンクリートがどれ程の強度なのか調べるためには、新設においては打設時に採取したサンプルを、既存の建物においては建物の構造に影響の少ない個所から採取したコアサンプルを用いて強度試験を行います。

ここでは新設の場合の強度試験について説明いたします。
まず、工場から出荷されたコンクリートが工事現場に到着すると、試験体(サンプル)を採取します。
採取した試験体を用いて、『スランプ試験』『空気量試験』『塩化物量測定試験』を行います。※場合によっては『単位水量測定試験』も行います。

『スランプ試験』
コンクリートの硬さや柔らかさ(流動性)を測定する試験。
型枠に流し込みをする際の充填しやすさの目安になります。
柔らかいほど、隅々まで充填されますが、添加剤の無い柔らかいコンクリートは水が多く使用されている場合が多いです。
一般的には15㎝~18㎝が多く、試験時の測定基準は設計図書で指定されている数値の±2.5㎝となっています。
ファイル 574-1.gif

『空気量試験』
コンクリート内の空気量を測定する試験。
空気量が多いと、施工性がよくなります。また、硬化後は凍害に対して強くなります。
ですが空気量が多い分空隙が多くなるので、もちろん強度低下や乾燥収縮によるひび割れの誘発につながります。
試験時の基準は4.5%±1.5%となっています。

『塩化物量測定試験』
コンクリートに含まれる塩化物を測定する試験。
塩化物量が多いと、鉄筋が時間をかけて発錆・膨張し、内部からコンクリートを破壊していきます。
なので、出来る限り塩化物は含まれていないのが好ましいのですが、コンクリートを製造する際、砂は海砂を使用をする場合も多いのです。その場合除塩剤を使って塩分を取り除くのですが、100%除塩するのは困難なため、測定する必要があるのです。

『単位水量試験』
コンクリートに含まれる水の量を測定する試験。
水については前回説明致しましたので割愛致します。

上記の試験はフレッシュコンクリート(生コンクリート)時に行います。
ファイル 574-2.jpg

ファイル 574-3.jpg

この時点では強度がどれくらいあるのか分かりません。
コンクリート打設時に任意の運搬車両から、必要数供試体(サンプル)を採取し、硬化後に『圧縮強度試験』を行うことで、圧縮強度がどれくらいあるか確認できます。

供試体(円柱体)
ファイル 574-4.jpg
※海外では供試体が立方体(キューブ状)が主に使用されている。

圧縮試験状況
ファイル 574-5.jpg
圧縮強度は一般的に材齢7日(1週)、材齢28日(4週)に行い、その他強度確認が必要とされる材齢や発注者より指示がある場合は材齢91日(13週)の時に行います。
※材齢はコンクリート製造日(打設日)から経過した日数ことを言います。

通常、発注時の呼び強度は材齢28日を基準とされています。
材齢28日に圧縮強度が呼び強度以上に達してれば、発注されたコンクリートは条件を満たしたコンクリートと言う事になります。
この時の試験1回の強度が、設計基準強度に3N/mm2を加えた数値よりも高ければ、設計基準強度を満たしたコンクリートとなります。

圧縮試験は供試体(サンプル)の採取方法や試験方法、使用する機械までもJISによってで定められています。
http://kikakurui.com/a1/A1108-2006-01.html

~ちょっと雑学~
コンクリートの1年は52週(364日)らしいです!

今回はここまで!!
次回からはコンクリートの劣化要因について説明していきたいと思います。
Comming Soon♪

以上、現場のチカラでした。

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