コンクリートの配合について
皆さんこんにちは!建築部の新垣(元)です。
いきなりですが、皆さんコンクリートという言葉を聞いた事はありますよね?
建物を建てる上でとても重要な役割を担っているコンクリートですが、建物を建てる際、どのような配合で使用されているかご存知でしょうか?
今回そのコンクリートの配合について簡単にお伝えしていきたいと思います。
まず、工事現場で建物を建てる際に使用される固まる前のコンクリート、生コンクリート(英略:レディーミクストコンクリート)という材料
があります。工場で練り混ぜが終わってまだ固まってない状態で工事現場へ配達されるやわらかいコンクリートの事をいいます。
次に、先程説明した生コンクリート略して生コンがどのような材料でどのような配合で使用されているかをお伝えします。
コンクリートの配合には、3つの数字があります。
例えば(21–15–20)という配合があり、数字の意味として左から順に(呼び強度–スランプ–粗骨材の最大寸法)というふうになります。
これらの3つの用語を分からない方もいると思うので簡単に説明すると、まず、呼び強度はコンクリートの強度。スランプは生コンの柔らかさ。
粗骨材は砂利などの大きさを表しています。
現場に到着した後は管理も交えてスランプ試験等を行います。
この配合を間違えるとコンクリートの強度、柔らかさ等が変わってくる為、とても大事な作業となっています。
固まればどれも同じなのではと思う方もいるかもしいれませんが、それは大きな間違いです。
生コンをポンプ圧送する際、硬いコンクリートだとスムーズな圧送が出来ない為、生コンの配合を柔らかくする必要があります。
逆に配合を柔らかくしすぎても、コンクリートが固まる際にひび割れの原因にもなったり
するので、配合を用途によった理想な堅さにする必要があります。
今回はここまで、次回もう少し詳しくお伝えしたいと思います。
以上、建築部新垣でした。