タイト・モールド
みなさんこんにちわ、建築部の宮里です。今回は珍しい基礎型枠工法を見つけたので皆さんにも共有したいと思います。
今回私が見つけたものが、基礎断熱工法タイト・モールドというものです。※司コーポレーション株式会社 HPより引用
このタイト・モールドは断熱材でできた基礎型枠です。従来の基礎型枠と違い、特殊スチール素材のため非常に軽く、コンクリート打設後の型枠の取り外しの必要がありません。また、基礎をまるごと断熱材で包み込んでいるため極めて高い断熱効果を発揮します。
気になる型枠の強度は、タイト・モールドに埋め込まれた鋼製金物が型枠の強度を向上させ、コンクリートを打設した時のバイブレーターやコンクリートの圧にも耐えられる特殊構造になっております。
そして次にタイト・モールド工法の特徴として2つあります。
1つ目はコンクリート打設の一体打が、つなぎ目のない強いベタ基礎を作ります。
タイト・モールドは浮かし型枠のため、耐圧盤と立ち上がりコンクリートを同時に施工することができます。基礎につなぎ目を作らないことで、経年劣化による水やシロアリの侵入を軽減することができます。
2つ目が、上下に移動する浮かし型枠
タイト・モールドは内側の浮かし型枠がミリ単位で上下に移動調整することができます。そのことにより、型枠の天端を水平に調整すると同時に基礎天端が決定できる大きなメリットもあります。
今回はタイト・モールドについて調べてみました。
今後も珍しい工法や資材を見つけたら皆さんにも共有したいと思います。以上宮里でした。