タイルの基礎知識 – 株式会社東恩納組

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2024年1月19日営業

タイルの基礎知識

皆さんこんにちは、営業部の宇江城です。
現在日本で流通しているタイルのほとんどがセラミックタイルとなっていますので材質や特徴について掲載します。

セラミックタイルの材質について
セラミックタイルは材質によって屋外や水がかりする場所での使用に向かないなど使用条件が変わります。使用場所や目的に応じた材質の選択が重要となります。

磁器質(Ⅰ類)(吸水率:3.0%以下)


1230℃以上で焼成され、緻密で強度のある材質です。吸水性がほとんど無いため水に濡れる場所での使用にも適しています。

せっ器質(Ⅱ類)(吸水率:10.0%以下)


磁器質に比べると若干の吸水性があるため、プールや浴槽、屋外床面での使用にはやや適していませんが、磁器質に比べ暖かみのあるやわらかい発色が特長です。

陶器質(Ⅲ類)(吸水率50.0%以下)


吸水性が高いため屋外での使用は適さない場合が多いですが、低温焼成のため鮮やかな発色を作れるのが特徴です。

機能面においては磁器質のタイルが最も優れていますが、内装の装飾用タイルとしてはせっ器質、陶器質も充分な機能を備えています。

※旧JIS規格では磁器質・せっ器質・陶器質と分類していましたが、2008年のJIS規格改正により試験方法が変わり、分類名もⅠ類・Ⅱ類・Ⅲ類と変更されています。

吸水率について、従来は自然吸水率を指標にしていましたが、2008年のJIS改正により 強制吸水率( 煮沸法または真空法 )が指標とされるようになりました。
セラミックタイル以外にも石材、大理石、セメントなど様々な材質があります。材質にあった場所での施工をお勧めいたします。

タイルの施工方法も様々な張り方があります。
接着剤張り

接着剤を 3 ~ 5mm のクシ目ごてを用いて塗布し、タイルを張り付けます。

圧着張り

張付モルタルは二度塗りして均しタイルをもみこむように張り、ハンマーなどでたたき押さえを行います。

セメントペースト張り

敷きモルタル(バサモルタル)を均一に敷き、木ごてなどで締固め、硬化する前にセメントペーストを塗布しタイルを張り付けハンマーなどでたたき押さえを行います。

改良圧着張り

張付モルタルは下地とタイル裏面両方に塗り付けタイルをもみこむように張り、ハンマーなどでたたき押さえを行います。

さまざまな場所で使用されるタイルには強度や滑りなどを考慮した使用場所があり用途に合わせてタイルを使用するようにしましょう。

何かお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。