ポリエチレン管
皆様こんにちは。東恩納組の東江(あがりえ)です!!
今回記載するのは、私は今現在発注現場の見積もりを取ったりしているのですが、その中に「ポリエチレン管」というものがありました。前回の現場でも同じような名前の材料を使用したのですが「ポリエチレン管はどんなものか説明してくれ」と言われるとわかりません。その為少し調べてみることにしました。
今回はその内容をお伝え出来たらなと思いこの記事にしました。
ちなみに下の写真がポリエチレンが使用された管です。この管だけとは限りません。
最初に、ポリエチレンから造られるポリエチレン管は、衝撃に強く、可とう性があります。ですので地震による地層のずれや地盤沈下に追従して屈曲するため、災害時でも折れたり破損したりしにくい管となっています。東日本大震災時など自然災害でも、ポリエチレン管が破損する被害はほとんどなかったそうです。軽量で加工が容易であることと、施工性が非常に高いことから、災害復旧にも多くの実績があります。また、ポリエチレンは耐寒性、耐薬品性に強いので、どんな用途で使っても腐食しにくい素材です。パイプ管の成分が溶け出して管内部や外の環境を汚染することがないので、健康やエコに配慮する必要のある用途にも最適です。
ポリエチレン管は押出成形という方法で成形します。原料となるポリエチレン樹脂は、押出機に入れた後、スクリューによって樹脂を前方へ送りながら加熱し、溶融されていく工程となっております。
溶融された樹脂はダイス(金型)から押し出され、それぞれの目的にあわせた形状に成形されます。
そもそも、上記で出てきたポリエチレン管のポリエチレンとは、、、
ポリエチレンの原料は原油、科学的には炭素、水素のポリマー(高分子の有機化合物)からなる合成樹脂、つまりプラスチックの一種です。
プラスチックの中でも、最も生産量が多く、身の周りの様々な場所に使われています。
例えば皆様が買い物の際に使っているレジ袋、ポリバケツや灯油を入れるポリタンクなど身近な様々な場所で使用されている物です。
ポリエチレンは重量が軽く、科学的にも安定している物質です。酸やアルカリなどに耐性があり環境適正にも適しています。
ポリエチレンは高密度ポリエチレンと低密度ポリエチレンに大きく分けられます。低密度ポリエチレンは透明性が高く、やや軟質なので、食品包装やマヨネーズ容器のようなやわらかな容器などに使われています。高密度ポリエチレンは「硬質ポリエチレン」とも呼ばれるように、より硬さがある素材です。洗剤などの容器やパイプなどに使われています。
意外と身近なものですが何なのかと考えると難しいものですね。
頭の片隅においてもらえると幸いです。
今回の記事はポリエチレンに関するものでした。ありがとうございました。
以上土木部の東江でした。