久茂地7号(甲辰橋)橋梁整備工事(その5)より – 株式会社東恩納組

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2022年10月4日建築部

久茂地7号(甲辰橋)橋梁整備工事(その5)より

みなさんこんにちは!甲辰橋現場から当銘です。

現在の現場の状況はといいますと、橋台の胸壁と翼壁の打設が終わり、工事の終盤に来ています。

今回は、工事を進める中で勉強になった、橋梁工事に関する単語を載せていきたいと思います。

まずは、前回のブログで出た「踏掛版(ふみかけばん)」

イメージはこんな感じ↑

踏掛版は橋の両端にあって、その上には道路が出来ます。

道路の沈みやひびによって、橋との間に出来る段差を防ぐために造るものが踏掛版です。

橋が完成する頃には地面に埋まって見えなくなります。

橋台部分は地中深くまで基礎杭があり、地盤がしっかりしていて沈みにくい状態ですが、道路の下は砕石や砂利であるため、沈む可能性があるわけです。

そうすると、踏掛版は必要不可欠なものだなぁと思いますが、必ず造るものではないようで、踏掛版がない橋もあるそうです。

この断面図では、胸壁から左側が橋桁、右側が道路になります。

踏掛版は上部工なので、下部工である私たちの工事には含まれていません。

〈(株)島村工業HPより引用〉

完成のイメージはこんな感じ↑

黒板が置いてある四角い部分が踏掛版になります。

 

続いて「胸壁(きょうへき、むねへき・パラペット)」

橋台も部分ごとに名称があって、緑の部分が胸壁(きょうへき、むねへき)です。

現場では英語呼びのパラペットと言うことが多いです。

建築でもパラペットはありますね。

建築では、屋上やバルコニーなどの外周部にある、立ち上がりの壁のことをパラペットと言い、土木のパラペットとは少し意味合いが違います。

土木のパラペットは海沿いだと波返しと言って、防波堤のような意味合いのものになり、橋台においては、橋桁を横から支えるとともに、擁壁としての役割があります。

 

最後に「翼壁(よくへき・ウイング)」

〈国土交通省 中部地方整備局 中部道路メンテナンスセンターHPより引用〉

翼壁も橋台の一部で、擁壁の役割をしていて、橋軸方向に橋台の側面の造られるものです。

橋台の両端にあって、現場ではウイングと言われることが多いです。

甲辰橋では竪壁がなく、底版の上にパラペットとウイングが造られます。

簡単な断面図がこちら↓

甲辰橋のウイングは、道路側ではなく橋桁側に伸びていて、上部に伸縮装置(路面の段差や隙間をなくすもの)が設置される造りになっています。

パラペットの上部にも伸縮装置が設置されますが、これも踏掛版同様、上部工での施工となります。

 

まとめの平面図↓

上記3つの位置はこんな感じになります。

 

 

今回は以上とします。

10月に入りましたね。

朝と夜が少し過ごしやすい気温になってきましたが、晴れた日の日中はやはり暑いです。

体調にも気を付けながら、竣工まで気を引き締めて頑張りたいと思います。

 

では、建築部 当銘でした。

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