二重折半屋根について
お疲れ様です。建築部の又吉です。
今回は現場で使った、この材料について書いていきたいと思います。
折半屋根写真
この材料は屋根に使用される折半屋根という材料になっています。
今回の屋根は、さらに二重折半屋根となっており、上下折半の間に断熱材(グラスウール 10kg/㎥ 100mm)を入れて、遮熱性能を上げています。
また、屋根自体の材質も普通のガルバニウム鋼鈑ではなく、SGL鋼鈑という材料を使っています。
SGL鋼鈑は、ガルバニウム鋼鈑が「GL」と表記されていますが、それに「S 」を付けたもので、この「S」は、Superior(上質な)、Special(特別な)、Super(超越した)といった、優れた特性を示す言葉の頭文字に多く使われる「S」になるそうです。
その為ガルバニウム鋼鈑により優れた特性を持たせたものが、「SGL」というわけです。
ガルバニウム鋼鈑は、「アルミニウム+亜鉛+シリコン」というめっき組成に対し、SGL鋼鈑は、「アルミニウム+亜鉛+シリコン+マグネシウム」というめっき組成になっていて、マグネシウムを添加したことで、めっき組成が強化されて、耐食性の向上を図ることができたようです。
その為、ガルバニウム鋼鈑の約3倍の耐食性になっているようです。
(下記は施工状況の写真です)
下葺き材設置状況
今回はこれで終わりたいと思います。
以上建築部の又吉でした。