内装工事
皆さんこんにちは!建築部の宮里です!
今回のブログは私が配属されている「なかがみ西病院改修工事」、内装工事の壁クロス張りの一連の流れを紹介したいと思います。
まず、壁の下地(骨組み)を軽量鉄骨(LGS)で建て込み、石膏ボートと呼ばれる板を建て込んだ軽量鉄骨に取り付けます。石膏ボードを取り付けることで壁が出来上がります。
次にクロスを貼っていくのですが、石膏ボードを取り付けた状態では、石膏ボード同士の継目やビス穴などがあり、凸凹している為、きれいに平滑にするためパテを塗っていきます。
パテとは、凹みや穴などに充填し、下地を平滑にするためペースト状の充填剤です。どんなに良い仕上げのクロスを張っても、下地の処理がされておらず凹凸ばかりではきれいにはなりません。なのでパテ処理は壁を作るうえで欠かせない工程となっています。
壁の下地処理に使用するパテは石膏系の粉末パテを使うことが多いです。また、同じパテでも下塗り用と上塗り用の2種類があります。
1回目は下塗り用のパテを塗ります。
下塗り用のパテの特徴として粒子が粗く、厚く塗ることが出来ます。
2回目は上塗り用のパテを塗ります。また、施工する職人によっては2回目も下塗り用のパテを使用する時もあります。
そして3回目に仕上のパテ処理(上塗り用)を行います。
上塗り用パテの特徴としてヤセが少なく、塗布性が軽く伸びが良くなっています。
仕上のパテ処理後、壁をやすり掛けを行います。やすり掛けを行うことで、細かなパテ筋まできれいに平滑にすることが出来ます。
やすり掛け後、いよいよクロスを張っていきます。
クロスを張り終えた後、押えローラーにて浮きや接着ムラを取り除くことで、しっかりと壁とクロスを密着させます。
今回は壁クロスを張るまでの工程を紹介しました。
この現場も仕上げ工事に入り、完成に近づいているので気を引き締めていきたいと思います。
以上、宮里でした!