(土留工事)
皆さんお疲れ様です。工事部の伊地です。
9月に入りまだまだ残夏が残り暑い日々が続いていますが、身体の体調はいかがですか?
無理せず熱中症には十分気をつけましょう。
今回は僕が配属している、「むつみ保育園新築工事」の解体工事も終わり、前回紹介した
杭工事の工程に入っています。
そこで杭工事に入る前に行った土留工事について投稿したいと思います。
土留めとは法面や段差の崩壊を防止する為に設置される構造物で、自立式土留構造は擁壁とも言います。
このような構造物見た事ありますよね。
土留めには一般的に2種類の工法があり、自立式土留構造・もたれ式土留構造があります。
自立式土留構造物の特徴は構造物自体の剛性と基礎部の水平抵抗によって、土留背面の土圧と水圧を支える工法です。
もたれ式土留構造に比べて設置面積は狭くなりますが、土圧に耐えうる強固な構造とするため費用は割高となっています。
主に直打ちコンクリートや鋼管杭等を用いる構造物が一般的です。
もたれ式土留構造は構造物の自重と土留背面の土圧を、ある程度拮杭させて支える工法です。
自立式土留構造に比べて広い面積を要しますが、構造物の厚さを薄く出来ることから費用は割安となります。多くの場合、水圧を逃がすために背面に栗石層及び水抜きパイプを設置します。主に関知石、コンクリートブロック、石材等を用いるのが一般的です。
背面の土圧を考慮しなくても良い場合には、丸太を組み合わせた木製土留や木柵などが用いられる事があります。
難しい話になりましたが、建築には奥深さがあり、工法、基準、色々なものがあって学ぶ事が沢山あります。
だんだんブログにも慣れてきて、現場で学んだ事をブログに投稿するのが楽しいです。
またブログを書く事で自分の復習にもなるので、これからも日々勉強し自分を磨いていきたいと思います。
以上伊地からでした!