地盤調査 – 株式会社東恩納組

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2015年12月8日建築部

地盤調査

みなさんこんにちは。
工事部の神谷です。
今年も残り少なくなってきました。体調管理しっかりしてよいお年を過ごしましょう。

さて、今回のブログですが今回は工事が始まる前に行われる地盤調査について紹介いたします。

地盤調査とは建築物の設計や工事計画の立案にあたって、建築予定地の地層・土質・地下水の状態や地耐力などを調査することです。
地盤調査の方法は主に、スウェーデン式サウンディング調査(SWS試験)、ボーリング調査(標準貫入試験)、表面波探査法があります。

スウェーデン式サウンディング調査(SWS試験)とは木造住宅でよく使われる方法で、先端がキリ状の器具に荷重を掛け、25cm下がるまでに、ハンドルを何回転させたかによって地盤の強さを推定します。
深さ10mまで測定することができます。
ファイル 787-1.jpg

ボーリング調査(標準貫入試験)とは、基本となる地盤調査です。 マンション等の中規模以上の建物を建てる場合は主にボーリング調査を行います。先端にサンプラーを取り付けたロッドの上に63.5kgの重りを75センチ上から自然落下させます。サンプラーを地面にめり込ませるために自然落下させた回数を測って地盤の強さを推定します。
ファイル 787-2.png

表面波探査法とは地表から地中に向けて、振動波を発信し、地盤の硬さを調べる方法です。
硬い地盤ほど振動波が速く伝達する性質を活用し、振動波の反射時間によって、地盤が硬いか柔らかいかが分かります。
ファイル 787-3.gif

住宅の基礎や建物の構造がどんなに丈夫であっても地盤が弱ければ不動沈下などにより、住宅が傾いてしまいます。そうならないためにしっかり地盤調査をして地盤が弱ければ地盤改良をすることが大切です。

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