型枠の材料について
明けましておめでとうございます。建築部の東江涼之介です。
皆さん良い年末年始を過ごせたでしょうか?
私は初めて親戚の子供たちにお年玉を渡しました!1年前までは貰う側だったのにあげる側になって改めて大人になったなと実感しました。
さて、私が配属されているおもと天久の杜新棟増築工事では、土間コン打設が終わり1階躯体の型枠建て込みが始まっています。
今回は型枠の材料について勉強したことを書いていきたいと思います。
【1】型枠の構成
型枠は、コンクリートに直接触れる「せき板」、せき板を支える「支保工」、せき板と支保工を緊結する「締め付け金物」からなり、これらを「型枠」といいます。
【2】せき板
①厚さ12㎜とし、合板の日本農林規格(JAS)で規定されているコンクリート型枠用合板を用います。
②シートなどで覆い直射日光を避けて保管し、乾燥したものを用います。
③製造のせき板を用いる場合、木材はスギ、マツなどの針葉樹が適します。
広葉樹はアルカリによる抽選物が多く、コンクリート表面に硬化不良をおこすのでせき板には適しません。
【3】支保工
①鋼管
型枠支保工の支柱として用いる場合、高さ2m以内ごとに、水平つなぎ2方向に設けます。
②パイプサポート
継ぎ足して使用する場合は、3本以上継いではなりません。
高さ3.5mを超えるときは、高さ2m以内ごとに、水平つなぎ2方向に設けます。
③組み立て鋼柱
高さ4mを超える場合、高さ4m以内ごとに、水平つなぎ2方向に設けます。
【4】締め付け金物
①セパレーター
・丸セパB型 打放し仕上げ面に用います。コーンの穴は、モルタルなどで埋め戻します。
・丸セパC型 見え掛かりで仕上げがない箇所に用います。
②フォームタイ
躯体内部側においてセパレーターで隔離したせき板を、その外側からばた材を介して締め付けて固定する金具です。
最後に実際に現場で行っている建て込みの写真を載せて終わりにしたいと思います。
今回はこれで以上です。最後までお読みいただきありがとうございました!