大名市営住宅外構工事より
みなさん、こんにちは!土木部の當銘です。
当現場の外構工事、完了しました。
こちらが最終工程だった階段でございます↓
苦戦した点もありましたが、きれいに仕上がりました。
前回のブログ(大名市営住宅外構工事より – 株式会社東恩納組)では、図面にて階段の部位を書きましたが、今回は実物と照らし合わせてみたいと思います。
さすがに断面の写真は撮れませんので、出来るだけ横からのアングルで撮りました。
踏面:300㎜
蹴上げ:140㎜
段鼻の部分には幅20㎜の防滑樹脂を塗布しています。
ちなみに建物の屋外階段も外構と同じコンクリート階段ですが、こちらには蹴込みがあります。
簡単な図だとこうなります↓
蹴上げが踏面に対して直角ではなく、内側に斜めになっています。
踏み板と蹴込み板がある場合の蹴込みとは見た目が違いますが、これも蹴込みです。
踏面と蹴込みに関して、前回のブログの補足を少し。
足を乗せる部分が踏面だから蹴込みも踏面では?と思った方もいるかと思います。
パッと見た感じ、踏面に蹴込みが含まれているように見えるかもしれませんが、各々の寸法を考えると違うということがわかります。
踏面の寸法は段鼻から段鼻までの水平距離です。
なので、蹴込みは含まれません。
踏面寸法と蹴込み寸法は別々ということです。
踊り場についても少し補足を。
踊り場の位置と踏幅には決まりがあります。(建築基準法施工令24条)
まず、位置については「学校や劇場などの建築物については高さ3m以内、その他の階段は高さ4m以内ごとに設ける」となっています。
踏幅については「直階段の踊り場の踏幅は、階段の幅に関係なく1.2m以上」となっています。
直階段の踊り場の幅と踏幅は言葉が似ていますが、寸法位置が異なるので、混同しないように気を付けましょう。
当現場の場合だと、直階段の高さ3.15mに対して踊り場が2ヶ所設けられており、踊り場の踏幅は1.5mとなっているので、基準は満たしております。
今回はここまでとします。
季節の変わり目です。
朝晩、冷えてきておりますので、服装には気を付けましょう。
では、またの更新まで。