大名市営住宅外構工事より
みなさん、こんにちは!土木部 當銘です。
9月に入り日の出の時間が少し遅くなってきましたね。
気温は相変わらず暑いので、引き続き熱中症に気を付けたいところです。
現場の側溝で寝ているカエルを発見しました。
近づいても逃げなかったので、寝ていると思われます。
さて、当現場外構工事の進捗ですが、終盤に入りました。
植栽工、舗装工が終わり、残すところあと階段工のみ(黄色枠内)。
最後に舗装工を行うことが一般的かと思いますが、使用機械や材料搬入の通路を考えると難しかったため、このような工程となっております。
階段工を行うにあたり、階段の部位を勉強しました。
似たような名称が多く、言い間違いもありますが、忘れないようにしたいと思います。
当現場のコンクリート階段の図面を簡素化した図です↑
(1~3段目はブログ用に書き換えています)
・踏み面(ふみづら)
足を乗せる部分です。踏み板の上の面をいい、奥行きを指す場合もあります。
建築基準法で寸法が決まっており、住宅の場合は15cm以上、学校等は26cm以上と、使用する場所によって基準が異なります。
・蹴上げ(けあげ)
階段1段分の高さのことです。
蹴上が高いと急な階段となり、つまずくリスクが高くなります。
住宅の場合は23cm以下、小学校は16cm以下、中学校・高校は18cm以下と、こちらも使用する場所によって基準が異なります。
・段鼻(だんばな)
未だに聞きなれない言葉です。
漢字で覚えないと“バンダナ“と言ってしまいそうです。
段鼻は滑り止めがあるところですね。
4~7段目では踏み面の先端となり、1~3段目では踏み板の先端になります。
拡大図です↑
・踏み板(ふみいた)
足を乗せる部分の部材です。
4~7段目は踏み板がないというよりは、コンクリートそのものが踏み板=踏み面になっています。
・蹴込み(けこみ)
蹴込みがあるということは、踏み板が蹴込み板より少し出っ張ります。
その出っ張りの寸法を蹴込みと言います。
この出っ張りが大きいと、つま先が引っ掛かりやすくなります。
(4~7段目は蹴込みがないということになります)
・蹴込み板(けこみいた)
踏み板と踏み板を縦に繋ぐ部材のことです。
・踊り場(踊り場)
階段が長いときや方向を変えるときに設ける、通常より広い踏み板のことです。
方向転換のためのスペースとしてだけでなく、一息つける空間としての役割もあります。
今回は以上となります。
またの更新まで。