室内気候と換気
皆さんこんにちは建築部の知念です
今回は自分がブログ更新になります、よろしくお願いします。
今回は施工管理の試験にも出題される環境工学について紹介したいと思います。
まず室内気候について紹介します。
室内気候
・人が快適に生活するために、室内気温、湿度などを制御することを室内気候の快適制御といい、室内気候には、温熱環境、空気環境、光環境などがあり、温熱的、衛生的に快適な状態に保つための環境計画が必要です。
温熱環境要素
温熱環境とは暑くも寒くもなく快適に感じられる温湿度環境のことです。温度だけでなく、湿度や空気の流れといった複数の要素によって決められます。
・温熱環境には環境による要素と人による要素に分かれ、合わせて6つの要素で構成されています。
環境側
・気温(空気の温度)
・湿度(空気中の水分量)
・気流(空気の流れ)
・放射(暖房などの赤外線が伝達する温度)
人間側
・代謝量(体から発せられる熱量のこと)
・着衣量(衣服による熱抵抗のこと)
次に換気について紹介します。
換気
・屋内の汚れた空気を屋外の新鮮な空気と入れ替えることを言い、室内で発生した汚染物質を排除、希釈することが目的です。
換気方式
換気は風邪を利用した自然換気と換気扇などを利用した機械換気があります。
自然換気
・自然換気は風力換気と温度差換気に分類されます。
風力換気(風圧力による換気)
・室内外の圧力差を用いた換気です。風力換気の換気量は、開口部面積と風速に比例する
重力換気
・室内外の温度差を用いた換気です。換気量は、開口部面積に比例し、上下の開口部の垂直距離の平方根に比例します。
機械換気
・給気と排気に、機械を使用するかどうかで3種類に分けられる。室の用途に合わせて、これらを選定する必要があります。
第1種機械換気方式
・給気、排気のどちらとも機械で行うため、室内を正圧と負圧のどちらにもできる方式。
地下街、劇場など外気から遮断された大きな空間に適している。
第2種機械換気方式
・給気は機械を用い、排気は自然に行うため、室内を正圧の状態にできる方式。
室内で発生した汚染物質が外に漏れてはいけない室には適していない。
第3種機械換気方式
・給気は自然に行い、排気は機械を用いるため、室内を負圧の状態にできる方式。
「正圧」と「負圧」
まず正圧というのが、排気量よりも給気量が多い状態のことで、外部から汚染物質が入らない状態を作ることができます。
次に負圧というのが、給気量よりも排気量の方が多い状態のことで、室内で発生した臭気が外に漏れない状態を作ることができます。
人が快適に過ごすためには様々な室内気候を整えなければなりませんので、これから様々な知識を深めていきたいと思います。
今回は以上になります。ありがとうございました