杭頭補強筋を終えて
皆さんこんにちは、建築部の長嶺です。
現在私が配属されています、(仮称)グレイスハイム上間新築工事では建物本体にかかわる基礎工事に入っています。グレイスハイムの基礎は500㎥というとてもボリュームがある基礎になりますので、現場があまり広くないこともあり基礎のコンクリート打設を3回に分けることになりました。
自分自身、1から入る現場はこれがはじめてですので、これだけ大きな基礎の写真はとても大変で、先輩や職人さん方に力を貸してもらいながら進めています。
さて現場の進捗はここまでにしまして今回は、タイトルにありますように杭頭補強筋についてご紹介させていただきます。
まず初めに、杭頭補強筋と聞いて皆さんはどのようなものを想像しますでしょうか?
自分は、杭のなかに格子状の鉄筋を入れるのか、もしくは、杭を中心に花びらのように直角に鉄筋を付けるのかと思っていました。
しかし、実際は鉄筋を杭と同じ方向に垂直に溶接していました。
このように、自分の想像と違った方法で施工されていました。
この杭頭補強筋がなぜ必要なのかそれを調べました。
簡単にまとめますと杭と基礎コンクリートの嚙み合わせをよくするのとそれによって地震や台風などの外からの大きな力を杭に伝え、建物をより安定させる為に必要なものとありました。杭の存在を大きくするとても重要なものでした。
この補強筋の工事写真を撮るにあたって、杭の太さによって溶接する鉄筋の長さや太さ、本数を変えたりその鉄筋に応じて、鉄筋の溶接長さや、溶接脚長(溶接した金属の長さ)が全部違っていて、見た感じ単純そうな作業でも凄く色々な決まりがあって完成後は決して誰の目にも見えない部分、隠れた部分でもちゃんとしていて良い建物を建てるというのはこういう事の積み重ねなのかなと思いました。
今回は杭頭補強筋という一つの作業を終えて自分の感じたことを中心にですが簡単にお話させていただきました
最後まで読んでいただきありがとうございました。
以上、建築部長嶺でした!