柱状改良から鉄骨建方が始まるまで – 株式会社東恩納組

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2023年4月3日建築部

柱状改良から鉄骨建方が始まるまで

みなさんこんにちは!土木部の當銘です。

前回のブログでは、柱状改良の工区のみ施工がまだの状況でしたが、現在は路盤転圧まで無事に完了し、鉄骨建方やデッキプレート敷き込み等、ドンドン進んでおります。

今回は、柱状改良があった工区での、鉄骨建方が始まるまでの流れをざっと掲載していきます。

まずは柱状改良↓

柱状改良とは、地盤改良のなかの1つで、円柱状に地盤を改良する工法です。

円柱状に地盤を掘削しながらセメントスラリー*を注入し、支持層まで混合攪拌します。

支持層まで到達したら、混合攪拌しながら撹拌ロッドを引き抜き、完了となります。

こうして出来上がった円柱状の改良体(土とセメントスラリーが混ざったもの)が地盤を強くします。

*セメントスラリー・・・セメントに水を混ぜたのり状または粥状の混合液。イメージとしてはスライム、お粥のような感じ。液体の中で固体が存在する状態をスラリーという。

 

柱状改良を終えて床掘をすると、改良体が出てきました。

中央の4つ円形が柱状改良の天端です。

ピンクに見える部分は、フェノールフタレイン溶液を吹きかけた結果です。

改良体はアルカリ性の物体なので、フェノールフタレイン溶液と反応すると、ピンクに変化します。

(セメントは水と反応すると水酸化カルシウムを発生させ、アルカリ性を示す)

この改良体がそのまま支持地盤となるので、この上に基礎・基礎柱を造っていきます。

 

 打設完了

 

 脱型完了

ここからは埋戻しに入っていきます。

 埋戻し前

@300で埋め戻していきます。

路床の埋戻しです。

路盤の敷均し、転圧です。

以上が、鉄骨建方までの土工事、基礎工事になります。

 

 

今回はここまでとします。

またの更新まで。

 

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