柱状改良から鉄骨建方が始まるまで
みなさんこんにちは!土木部の當銘です。
前回のブログでは、柱状改良の工区のみ施工がまだの状況でしたが、現在は路盤転圧まで無事に完了し、鉄骨建方やデッキプレート敷き込み等、ドンドン進んでおります。
今回は、柱状改良があった工区での、鉄骨建方が始まるまでの流れをざっと掲載していきます。
まずは柱状改良↓
柱状改良とは、地盤改良のなかの1つで、円柱状に地盤を改良する工法です。
円柱状に地盤を掘削しながらセメントスラリー*を注入し、支持層まで混合攪拌します。
支持層まで到達したら、混合攪拌しながら撹拌ロッドを引き抜き、完了となります。
こうして出来上がった円柱状の改良体(土とセメントスラリーが混ざったもの)が地盤を強くします。
*セメントスラリー・・・セメントに水を混ぜたのり状または粥状の混合液。イメージとしてはスライム、お粥のような感じ。液体の中で固体が存在する状態をスラリーという。
柱状改良を終えて床掘をすると、改良体が出てきました。
中央の4つ円形が柱状改良の天端です。
ピンクに見える部分は、フェノールフタレイン溶液を吹きかけた結果です。
改良体はアルカリ性の物体なので、フェノールフタレイン溶液と反応すると、ピンクに変化します。
(セメントは水と反応すると水酸化カルシウムを発生させ、アルカリ性を示す)
この改良体がそのまま支持地盤となるので、この上に基礎・基礎柱を造っていきます。
打設完了
脱型完了
ここからは埋戻しに入っていきます。
埋戻し前
@300で埋め戻していきます。
路床の埋戻しです。
路盤の敷均し、転圧です。
以上が、鉄骨建方までの土工事、基礎工事になります。
今回はここまでとします。
またの更新まで。