根切りと床付けの違い
皆さんこんにちは。建築部の喜瀬です。
今回は土工事でよく耳にする「根切り」と「床付け」の違いを簡単にお伝えします。
まず「根切り」について
地面を掘削することを根切りと言います。建物を建てる時に基礎を必ず造ります。基礎は地面より下で作りますので、その為には地面を所定の深さまで掘削する必要があります。基礎だけではなく地下駐車場、地下トンネル、地下貯水槽など地面より下で建築物を造る時や電気配線、上下水道などの生活設備の地下配管をする時に地面を掘ること全て根切りと呼びます。
次に床付けについて
地盤面を水平に揃えることを床付けと言います。地面を掘削する時に重機を使用して掘るので水平に均すことや丁寧に掘ることは難しいです。なので所定の深さより少し上まで重機で掘削を行い後は手掘りや小型重機で作業します。根切り深さに到達したら掘削面は凹凸してたり、深く掘りすぎてたりするので根切り底を水平にする作業、一度掘った土は柔らかくなり作業しづらくなるので転圧をして水平にする作業を床付けと言います。地面が水平でないと捨てコンクリートのレベルが取れず基礎の高さなどに影響を及ぼすのです。
今回はここまでにします。私は最初「根切り」と「床付け」の違いが分からずに職人に作業の指示を出してしまったことがあり、その時に私は専門用語や作業内容を勉強しないといけないと思いそこから毎日1つ何かを覚えるようにして少しずつ知識を得るように自分なりの工夫をしています。