渡嘉敷調整池建設工事 配属 東江 – 株式会社東恩納組

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2024年11月27日建築部

渡嘉敷調整池建設工事 配属 東江

皆様こんにちは、東恩納組土木部の東江です。

本日は私がこれって何の違いでそういわれてるのかな?と疑問に思った題目で記載していきたいと思います。

皆さんは鋳鉄という言葉を聞いたことがありますか?

そもそも私は読み方すら分かりませんでしたので調べてみると、

「いてつ」「ちゅうてつ」とどちらの読み方も出てきました。現場では「ちゅうてつ」と呼ぶことが多いのででちゅうてつと読むことにします。

私が疑問に思ったのは、鋳鉄と鉄何が違うのかなというものです。

現場で材料を見たときに材料名が「〇〇鋳鉄、鋳鉄〇〇」との材料名がついていましたが、見た目は鉄とあまり変わらなかったのでなんで鋳鉄なんだろうと思ったことがきっかけです。ですので少し調べてみました!!

少し難しく感じると思いますが、鋳鉄とは炭素を2.0~4.5%程度含む鋳鉄用の鉄であり、一般的には鉄を使った鋳鉄製品全般、またはそこに用いられている鉄の事を指します。

機械施工が容易な為、自動車部品、建築部品など様々な分野で活用されています。

そこで、鋳鉄と鉄の違いですが、鉄は炭素量が約0.02%未満の金属であり、一般的には炭素が多いほど硬く、硬さが増せば増すほど脆くなります。そのため、鉄は鋳鉄に比べて強度が弱く、酸化もしやすく加工も難しい性質も持っているためほとんどそのままの形で使用されることがありません。

通常、鉄は炭素量を0.02%から2.1%まで増やして強度を向上させ、これを「鋼」として使用します。私たちが日常で「鉄」と呼んでいるもののほとんどは、厳密には「鋼」です。鉄、鋼、鋳鉄は、炭素量が増えると硬さや強度が増す一方、靭性(材料のしなやかさや耐久性を示す性質)は低下します。鉄と鋼は鋳鉄と比較して炭素量が低いため、硬さでは劣るものの、靭性に優れています。この特性により、鉄や鋼は薄い厚みでも割れにくい特徴があります。

私たちが普段言っている鉄はそもそもが鉄ではなく鋼、鋳鉄という事なんです。

鋳鉄の最大のメリットは複雑な金属製品でも金属を流し込む製法を使用できるので繰り返し製造が可能であることなのです。

一番最近私が聞いた言葉で、「ダクタイル鋳鉄」があります。これまでどんなものか説明を入れて終えたいと思います!!

ダクタイル鋳鉄とは鋳鉄にマグネシウムやセリウムなどを添加して、その材料内の黒鉛を球状にしたものです。これは一般的に「球状黒鉛鋳鉄」または「ノジュラー鋳鉄」とも呼ばれています。

ダクタイル鋳鉄は応力が集中しにくく、耐久性に優れています。そのため、自動車部品や水道管など、強度と耐久性が要求される製品に広く使用されています。

最近お見積りをもらった際に「ダクタイル鋳鉄管」の名目があったので、一つまたつながって勉強になりました。

今回はこれで終わりにしたいと思います。

私事ではございますが来月から渡嘉敷の現場に配属されます。進捗等もブログの方で記載していきますのでまた今度宜しくお願い致します。

以上土木部の東江でした!!

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