温度と湿度の関係 – 株式会社東恩納組

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2024年8月20日建築部

温度と湿度の関係

皆さんこんにちは!建築部の小橋川です。

季節も夏本番で蒸し暑い日が続いており大変ですね...

今回は温度と湿度の関係について説明しようと思います!

まずは温度と湿度について説明します。

温度とは?

温度は温かさを示す指数で、日本では摂氏(℃)が多く使われています。摂氏の目盛は、1気圧のもとで溶ける氷の温度(氷点)を0℃、沸騰する水の温度(沸点)を100℃として設定されています。ヨーロッパやアメリカでは華氏(°F)が使われていて、摂氏は「(華氏-32)×5÷9」で華氏に換算できます。

天気予報で使われる気温は大気の温度(以下「温度」)をいいます。気象庁では「気温」として、通常は地上1.25~2.00mの大気の温度を摂氏(℃)の単位で示しています。

また温度を測る温度計にも乾球温度計、湿球温度計の2種類があります。

乾球温度計は気温を示し,湿球温度計は水でぬらしたガーゼの温度を示しています。 乾球温度計の示度は,気温を表しています。 湿球温度計の球部は,水でぬらしたガーゼなどの布で包まれています。 その水が蒸発するときに熱をうばうので,湿球温度計の示度は,乾球温度計の示度より低くなります(湿度が100%のときに乾球温度計と湿球温度計の示度が等しくなります)。

湿球温度計と乾球温度計の気温の差が大きければ大きいほど湿度が低いとわかり差が小さければ小さいほど湿度が高くなります。

湿度とは?

湿度は、空気中に含まれる水蒸気量の割合を示す指数です。相対湿度と絶対湿度の2種類があって、通常では相対湿度のほうを湿度として使っています。

相対湿度(単位:%)

その時の温度の空気が含められる水蒸気量(飽和水蒸気量)の上限に対して、どれくらい水蒸気量が含まれているかを示すもの。

絶対湿度(単位:g/m3)

1kgの空気中に含まれる水蒸気量(水蒸気の質量)を示すもの。

図に示す湿り空気線図中のA点の湿り空気(乾球温度12℃、|二級建築士問題集

上の図を見れば相対湿度と絶対湿度が分かります。

図の読み方としては横線が乾球温度、縦線が絶対湿度、10%などが書かれている曲線が相対湿度、

斜線が湿球温度となっています。

点Aの場合は乾球温度が12℃、絶対湿度が約5g/㎏(DA)、相対湿度が60%になります。

また、点Aの空気が5℃になった場合絶対湿度は変わらないので相対湿度が約90%となり、4℃になると100%になります。

100%を超えると露点という現象が起き空気内に収まることができなくなった水蒸気が液体となって出てきます。

この現象が起きる例として冷えたコップに水滴がついていることなどがあります。

この図からわかるように絶対湿度が同じ場合、温度によって相対湿度は変化します。

温度と湿度の関係 

湿度によって体感温度が変わる

同じ気温でも、湿度によって体感温度が変わります。例えば、梅雨時で気温が28℃、湿度が80%でともに高いと、ジメジメして蒸し暑く感じます。一方、同じ気温でも湿度が50%と低いときは、カラっとした暑さで涼しく感じやすいでしょう。

冬場はもともと湿度が低くなるため、気温が上がっても寒く感じますが、加湿すると同じ温度でも温かく感じます。

これは、高湿度のときは汗が蒸発しにくく、体温が下がりづらいことで、暑く感じるためです。逆に低湿度では、汗が蒸発しやすいため、涼しく感じます。

快適に過ごせる湿度と温度の目安

高温多湿な気候の日本では、温度と湿度の両方を適正に保つことで、過ごしやすくなります。快適な温度は、夏場が25~28℃で冬場は18~22℃です。湿度は、夏場が40~60%で、冬場は55~65%です。

安全衛生情報センターが定める『事務所衛生基準規則』では、事務室の気温を18℃以上28℃以下、湿度を40%以上70%以下にすることが推奨されています。

 

 

 

今回はここまでにします。

現場内では気温30℃湿度80%を超え風も入りずらい場所となっているため快適な環境を作るのは難しいのですが現場内に扇風機や製氷機を置き熱中症対策をしております。

各個人で空調服やこまめな水分補給、休憩を取り熱中症にならないようにきつい夏を乗り越えていきましょう!

この記事を読んで少しでも夏を快適に過ごせたら幸いです!

以上小橋川でした!