磁気探査
こんにちは!
今年4月に入社しました東江涼之介です。
今回からブログ参加になりますので宜しくお願い致します。
5月末頃からおもと天久の杜新棟増築の現場に配属されました!
現在現場では、磁気探査が終わり建築確認申請がおり次第、杭地業工事が始まっていきます。
今回のブログでは、私の復習もかねて磁気探査の種類について書いていきたいと思います。
まず、磁気探査とは、第二次世界大戦に投下された爆弾や砲弾など地中に埋まっている不発弾の有無を調査し、工事を行う際に触発による爆発を防止するため事前に調査する作業です。
磁気探査には大きく分けて六種類あります。
①海上磁気探査
海上磁気探査は、海底に衝撃を与える作業を行う場合、中型から大型の爆弾や機雷などの残在危険物の存在が予想される場所は工事の前に調査し除去することが義務付けられています。磁気センサーを海底に這わせて、指定範囲を漏れがないように往復して磁気異常を探査します。
②潜水探査
潜水探査とは、海上磁気探査で異常がでた場合に潜水夫が簡易センサーを持ち潜水し、異常物を目視やジェットポンプ等を掘削し、船上に揚収する作業です。
③高密度磁気探査
高密度磁気探査とは。化学弾や小型爆弾の調査において、探査の対象物が比較的小さいため、多くの投棄鉄類に混じり探査対象が膨大な数になります。そのため磁気異常物の帯磁方向と、帯磁形態を判断し危険物の数を減らす作業です。
④陸上磁気探査
陸上磁気探査とは、センサーをもって歩きデータを記録して解析し磁気異常点をまとめ、その資料により異常点の位置を出し掘削して異常を確認していく作業です。主に不発弾や遺棄砲弾を対象とした調査方法となります。
⑤金属探査
金属探査とは、小型の砲弾等を探査する場合、浅い部分にある対象物を探査するため金属探知機を用いて探査しまする作業です。
⑥鉛直探査
鉛直探査とは、不発弾が深くまで貫入している恐れがある場合にボーリング孔を利用する作業です。機械ボーリングで必要深度まで掘り、センサーをその孔に挿入し上下測定をします。
掘削箇所の下方の探査もあり、1m掘るごとにセンサーを挿入して下方に異常がないか確認します。
最後に実際に現場で行った鉛直探査の状況を載せて終わりたいと思います。
今回はこれで以上です。最後までお読みいただきありがとうございます。