縁の下の力持ち
おはようございます。山城です。
今回は建物を支える縁の下の力持ち、「杭」を紹介したいと思います。
杭は建物の一番下の方にあり、この杭によって建物を支える方法を杭基礎といいます。
(↑PHC杭というコンクリート製の杭です)
硬い地盤層(支持層)で建物が支えられるため、建物の自重による沈下を防ぐことが出来ます。
杭は建物が完成すると目に見えないですが、重要な役割を果たしています。
杭は鋼管杭、PHC杭、RC杭、打ち込み式など様々な種類・工法があり、それぞれ様々な長所、短所があるのでそれらを考慮しながら決めていきます。
杭の設置は、掘削翼を使って鉛直に穴を掘っていきます。
そして杭打ち機で杭を持ち上げ、一本一本杭を掘削した穴に設置していきます。
杭基礎は重要な部分で、建物に均等に荷重がかからないと、壁にクラックが入ったり
建物の耐震力の低下したり様々な弊害が出てきます。
なので設置する際は、杭の位置や掘削深さの確認、設置する時の鉛直度の確認など、施工要領に基づいて
後戻りがないように入念にチェックしながら進めていきます。
杭打ち機の内部の写真↑すごいレバーの数です(◎◎;;)
僕が担当している現場も近々杭工事が始まります。
クレーンなどの重機による災害には、性能以上の無理な作業や、作業員の焦り動揺などで大きな事故になった事例が有ります。
そういう事故を未然に防ぐためにも作業員共よく話し合い、落ち着いて安全第一を念頭に置いて作業していきたいと思います。
以上山城でした。