路線価と相続税について
皆様、はじめまして!今年入社しました不動産事業部の高良と申します。今回ブログを担当させて頂きます。宜しくお願い致します。
今年の沖縄は遅い梅雨入りでダムの貯水率のニュースも気にしていましたが、連日雨、雨だと早く梅雨明けして欲しい!と思ってしまいますね。
さて、はじめての話題は毎年7月に発表される「路線価」と「相続税」について書いていきます。
自宅やマンション、空き地など不動産を所有している皆様が一番気にしている税金は固定資産税ではないでしょうか。毎年各市町村から通知書が来ますので当然と言えばそうなのですが、ご年配の地主様に特に気になる税金はとお尋ねすると「相続税・贈与税」との回答がございます。「路線価」とは、その「相続税・贈与税」を計算する際に基準となる価格です。(敷地面積㎡×路線価)※路線価の無い地域は「倍率方式」が計算基準
毎年7月に発表される「路線価格」は前年の土地取引などを参考としている様で、近年地価上昇著しい沖縄県内の特に商業地や新都心地区などの好立地は土地価格上昇と共に路線価上昇で相続税納税額が大きくなっている事が懸念されています。
一例ですが那覇市新都心地区のりゅうぼう楽市前の路線価を確認してみましょう。
那覇市天久 りゅうぼう楽市前
令和5年 路線価 560,000円/㎡
平成29年 路線価 270,000円/㎡
6年間で路線価は2.07倍に上昇しています。凄い上昇率です。この上昇だけでもインパクトは大きのですが、2015年1月から改正施行された相続税法の改正で基礎控除と相続人一人当たりの控除額も大幅に引き下げられました。
(改正前) 基礎控除5,000万円+相続人1人当たり1,000万円
(改正後) 基礎控除3,000万円+相続人1人当たり 600万円
この改正で相続税納税者が2倍になると予測されていました。しかし、現在の地価上昇に伴って上がった路線価考えると、納税者倍増+納税額増では無いのか?と思ってしまいます。
所有地の資産価値が上昇する事は資産が増えると考えると喜ばしい事ですが、税金を考えると悩ましいですね。
毎年通知が来る固定資産税は納税額が分かりますが、税理士に相談しないと分かりませんし相続発生(所有者の死亡)してからでは節税対策も取れません。
私は相続診断士と言う資格を取得している関係上、毎年路線価はチェックしています。
と、散々土地価格や納税額、相続改正内容を書いて来ましたが、皆様の不安を煽っている訳ではありません。
今年7月に発表される路線価格をきっかけに、ご家族、ご夫婦で今後について話し合ってみてはいかがでしょう?
ご所有の不動産や動産を確認し、税理士に相談する事も良いでしょうし、不動産会社様でセミナー開催している場合もあると思います。
まずは知る事で、相続税がかかるのか?納税額は?納税原資は?土地売却必要?節税対策はどうする?など対策検討出来ると思います。
また、相続を争族と言われる事がありますがそれを回避し、お子様達に不安なく相続していく事が出来るのではないでしょうか。
私も親から「もう税対策は済んでいるよ」と言われたら、感動してしまいます!
さて、「路線価」「相続税」については以上です。はじめてのブログで何を話題にしようか?と悩んでいましたが参考になりましたでしょうか?今後も役立つ情報を提供出来ればと思います。今後とも宜しくお願い致します。
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