逆L型擁壁について
皆様お疲れ様です。土木部の東江です。
今回記載する内容は、最近新しい図面を見て気になったものがあったので、調べながら皆さんにも伝えていきたいと思いこの記事にしました。
今回は「逆L型擁壁」についてお話していきたいと思います。
私は、二番目の現場で逆T型擁壁というものを見たことがあります。逆T型擁壁は何となく意味が理解できたんですが、今回見た逆L型擁壁というのは「なんだろう。」と、まさかひっくり返して設置するのかとか、何のためにそんな設置の仕方をするのかとか、色々疑問を抱きながら調べてみました。
そしたら納得しました!!
そもそもL型擁壁とは、鉄筋を組み型枠を建てて生コンクリートを打設した文字通りL型の擁壁になります。下記写真がそうです。
これはちなみにPCL型擁壁となっております。
これの逆っていう考えはなかなか想像がつかないと思います。
ですが上の写真はすでに逆L型擁壁になっています。
それはなぜか、、、
もしL型擁壁の底板側の地盤が壁面側の地盤より高ければそれはL型擁壁になります。
ですが写真は底板側の方が地盤が低いですよね?通常、L型擁壁は底板側の地盤が高くその土が重しになって土圧が底板に作用しているのですが写真のように設置すると、壁面側の方の地盤が高ければ、土圧は壁面に多くかかり倒れるような形になります。
この場合は断面を厚くするなどして擁壁を施工していかないといけません。
L型擁壁、逆L型擁壁とはどの向きに設置するのかではなくどうゆう風に土圧に対抗するのかというので名称が分かれているという事を今回の調べで勉強できました。
もしかしたら間違いの部分があるかもしれませんがその際はご指摘お願い致します。
以上、土木部の東江でした。