那覇市おもろまち3丁目計画より – 株式会社東恩納組

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2024年7月3日建築部

那覇市おもろまち3丁目計画より

みなさんこんにちは。建築部の大城です。

現在当現場は、6月28日(金)に4階躯体のコンクリート打設を行いまして、5階の柱、壁の配筋、型枠組みを行っています。本階が最上階、棟上げとなる為、「もう最上階か」と思うこの頃です。

今回はタイルについて説明したいと思います。本現場では、外壁やエントランス、部屋の廊下にタイルの施工があります。タイルの貼り方にも種類があります。

『密着張り工法』

事前にコンクリート躯体などの下地を平滑に整え、整えた下地にモルタルを塗り、その上にタイルを張り付け、振動工具などで密着させる工法です。目地部も同時に仕上げることができます。

『圧着張り工法』

事前にコンクリート躯体などの下地を平滑に整え、整えた下地にモルタルを塗り、その上にタイルを張り付ける工法です。タイルの押さえ不足による剥離に注意が必要です。

『改良圧着張り工法』

圧着張りと同様に下地を整え、下地にモルタルを塗り付けるだけでなく、タイルの裏足(裏面)にもモルタルを塗り付け、張り付ける工法です。下地とタイル両方にモルタルを塗りつけるため、接着力の向上が見込めます。

『積上げ張り工法』

モルタルを下地とタイルに塗り付け、下から上に一段ずつ張り付ける工法です。下地を整えずにタイルを貼り付ける為、下地精度をあまり必要としません。

『改良積上げ張り工法』

事前にコンクリート躯体などの下地を平滑に整え、積み上げ張り工法と同様にモルタルを下地とタイルに塗り付け、下から上に一段ずつ張り付ける工法です。事前に下地精度を上げる為、全体的に接着力の向上が見込めます。

『モザイクタイル張り工法』

一辺が50mm以下のタイルを、事前い紙等に等間隔で張り付けたものをモザイクタイルと呼び、平滑に整えられた下地にモルタルを塗り付け、タイルを押さえる工法です。複数のタイルをいっぺんに張り付けることが出来る為、施工効率、施工速度の向上が見込めます。

『マスク張り工法』

モザイクタイルのような小口台のタイルを、目地部分を隠したマスク板と呼ばれる板に事前に貼り付けられたものをユニットタイルと呼び、平滑整えられた下地とタイルの裏足(裏面)にモルタルを塗り付け、タイルを張り付けていく工法です。

タイルはモルタル張り付けだけでなく、他の方法もあります。

『引掛け工法(乾式工法)』

凹凸のあるベースボードを下地に取り付け、専用のタイルを使用し、タイルとベースボードの凹凸を合わせ、接着材で固定する方法です。

『接着剤張り工法(乾式工法)』

接着材を使用し、下地とタイルを張り付ける方法です。

本現場の外壁タイルは、接着剤張り工法(乾式工法)にて張り付けを行います。またその中で全国タイル工業協会にて推進されている「Q-QAT工法」にて張り付けを行います。

品質が認定された接着剤とタイルの組み合わせにより、剥落の危険性の軽減やタイルのひび割れ軽減、白華や粉吹き等の汚れを軽減します。

実際に施工する際は写真管理、品質管理を行っていきますので、その時にまた記事にしたいと思います。

以上、ありがとうございました。