阿波連小学校
こんにちは。工事部の宮城です。
11月もそろそろ終わりそうですが、渡嘉敷島では
まだまだ日差しが強く、最近ようやく風が冷たくなって
きました。
熱中症の予防対策には気が抜けません。
さて、阿波連小学校の現場の進捗状況を報告します。
今週に既設校舎側の鉄骨階段の設置が完了して、
今日から、学校の先生方がこの階段を利用しています。
解体工事はというと、建物の躯体はほぼ壊されていて、
現在はコンクリがらと鉄筋を分けて、搬出していく作業になっています。
解体の際は、既設建物のエキスパンションまでの解体でした。
エキスパンションとは、建築物などの相互を構造的に緊結せずに
接続する方法で、熱膨張や収縮、地震などによる振動に対して、
建築物などに応力が生じないようにするために用いる接続工法です。
また、コンクリートや鉄は温度差によって膨張や収縮を繰り返します。
このため壁や床にヒビが入り、建物の寿命を短くしてしまいます。
これを防ぐために20〜100㎜(クリアランス)を設け、
アルミやステンレスなどの金属のカバーを取り付けて、建物同士を
接合する。
また、平面的にL字型、凹型の建物や渡り廊下でも部分的に
大きな荷重がかからないようにエキスパンションジョイントが
設けられていることが多い。
阿波連小学校ではこのエキスパンションジョイントの
隣がすぐ保健室や職員室になっているので、
慎重に解体の作業を行っていました。
この解体の作業も12月の上旬には終わる予定なので、
日々安全には十分考慮して、危険のないように
頑張っていきたいと思います。