「うるま市物流倉庫新築工事」より9月近況報告
ブログをご覧の皆さん、お久しぶりです。建築部 上地 透です。
”うるま市物流倉庫新築工事”現場におきましては、8月7日より杭工事を着手し、9月6日からは一部土工事も着手しまして、今後は日々現場の風景が変化していくことになるでしょう!。
話は変わりますが、今回のブログの内容は9月6日よりスタートいたしました、土工事の進め方について紹介してまいります。
【施工計画】
土工事の着手時期は、先行作業の杭工事がAブロック範囲の全ての杭打設完了後に、杭・土工事を一部並行に進めるため、双方の作業員や機械等の交わりに留意しながら行う必要がある。そのほか、災害・公害の防止のために根切方法、根切土の保管、のり勾配及び養生、排水計画、埋戻し方法などを入念に計画しています。
●土工事施工概要図↓
【土工事の概要】
①根切り(杭間ざらい) ☞1,447㎥
②床付け(人力) ☞417㎡
③埋め戻し ☞1,034㎥
④盛り土 ☞6,223㎥
⑤杭間ざらい ☞72本
⑥砕石地業 ☞25㎥
⑦地盤改良 ☞2,204㎥
【主な資機材】
①バックホウ
②ダンプ(10t、4t)
③転圧機械(ランマー、プレートランマー)
④レベル、トランシット(光波測器)
⑤水中ポンプ
⑥砕石(クラッシャーラン)
【施工】
●事前調査 ①敷地境界の確認
☞杭工事開始前に確認済
②地下埋設物の確認
☞杭工事開始前に確認済(不発弾)
③振動、騒音の敷地周辺への影響
☞近隣には影響無し
④遣り方確認
☞磁気探査業務に先行して確認済
⑤ベンチマークの設置
☞隣接する県道、うるま市道にそれぞれ1か所設置済
●根切り
↓参考写真
①崩壊防止 ☞周辺の状況、土質、地下水位に適した法面勾配とする。
②根切深さ ☞突き固めによる沈下量も見込んだ深さを確保する。
③杭間ざれい ☞杭間の根切は杭を損傷しなよう人力で行う。
④床付け ☞根切床面を乱さぬよう最終仕上げを人力で行う。
⑤根切深さの確認 ☞レベル機械とスケール(スタッフ)にて確認検査を行う。 ⑥根切土の仮置き ☞現場敷地内に仮置きとし、埋戻しに流用する。
⑦排水計画 ☞試掘の結果本基礎工事では湧水は無いものと考える。
●埋戻し

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↑参考写真
①埋戻し材 ☞原則根切土を流用し、不足分は別現場からのストック材を使用する。なお流用土の内、砂質を優先に使用する。
②余盛 ☞埋戻し高さは自然沈みしろを見込んで余盛りを行う。
③締固め ☞巻き出し厚は300mmとし、ランマー・プレートランマーで締固める。※構造物周辺は雨水の侵入により沈下が多いので入念に転圧する。
以上、土工事の基本的な進め方をまとめてきましたが、土工事の概要で●地盤改良作業がありますが、長くなりそうなので次回のブログの中で紹介します。では来月にまたお会いしましょう! By建築部 上地 透がお届けしました。