「主要構造部」と「構造耐力上主要な部分」 – 株式会社東恩納組

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2025年5月7日建築部

「主要構造部」と「構造耐力上主要な部分」

皆さんこんにちは、営業部の宇江城です。
今回は、「主要構造部」と「構造上主要な部分」について説明します。

2つとも似たように建物の荷重を支えるようなイメージがありますが、荷重を支える要素としては、主要構造部とは別に「構造耐力上主要な部分」として建築基準法で定められています。

「構造耐力上主要な部分」とは、基礎、基礎杭、壁、柱、小屋組み、土台、斜材(筋かい、方杖、火打材など)、床版、屋根版、横架材(梁、桁など)を指します。
建築物の自重もしくは積載荷重、積雪荷重、風圧、土圧もしくは水圧または地震その他の振動もしくは衝撃を支えるものを言います。

「主要構造部」は、防火上の観点から主要とされる部分を意味しており、構造耐力上は重要でない非耐力壁も、外壁や防火区画になる場合は主要構造部に当たります。
壁、柱、床、梁、屋根または階段をいい、建築物の構造上重要でない間仕切壁、間柱、附け柱、揚げ床、最下階の床、廻り舞台の床、小ばり、ひさし、局部的な小階段、屋外階段その他これらに類する建築物の部分を除くものとされています。

上記のように、「構造耐力上主要な部分」と「主要構造部」は似ているようでよ全然違う要素がりますので間違わないように気を付けてください。

「構造耐力上主要な部分」は建築物の荷重を支える部分

「主要構造部」は防火上重要な部分と覚えておくと良いでしょう。

東恩納組では、品質管理をしっかり行いお客様が安全で安心な満足する建物に住んでいただくため「人を守り、心地よく、美しい家造りで明日を築きます。」の建築理念のもと日々業務を行っています。

建物に関するご相談がありましたらお気軽に連絡いただければ幸いです。

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