「(仮称)グレイスハイム上間新築工事」9月度進捗状況報告 – 株式会社東恩納組

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2023年9月29日建築部

「(仮称)グレイスハイム上間新築工事」9月度進捗状況報告

ブロックをご覧の皆さん、約1ヵ月半ぶりの再会となります。
建築部の上地です。

さて、本工事も昨年の7月からの造成工事着手以来、現在は自然災害(台風や雨)に苦戦しながらも何とかほぼ予定通りに進捗することが出来ている状況であります。令和5年9月には上棟(11階躯体)を無事終える事ができました、本ブログが公開される10月初旬には足場解体に向けて外装工事を急ピッチで進めているところでしょう?、計画工程よりは若干(2日程度)遅れての上棟となりましたが、正直なところ、本建物の基礎のボリュームや台風での足踏みなどを考えますと”まずまずの結果”ではないかと、内心ホットしているところであります。今後は外構工事の着手に向けて「効率的な作業手順」をテーマにして各協力業者との調整が不可欠だと考えてます。

それでは、これまで、数回に分けてお届けしております、ブログのテーマですが建築業界で最近よく耳にする「Low-Eガラス」について今回も一緒に勉強しましょう。第5回目(最終回)は「Low-Eガラスを設置する際のポイント」について資料をみていきます。     ※ブログの内容構成にあたっては「窓リフォーム研究所」のネット掲載記事を一部引用しておりますのでご了承ください。

その前に現在の現場状況をご覧ください。
令和5年9月18日の現場全景写真(南西側より遠景を観る) ※上棟完了後間もない時期 

 さて、本題のブログの内容に移りたいと思います。

「Low-E複層ガラス」を設置する際のポイント

では実際に、窓ガラスのリフォームを検討する際の気を付けなければならない点についてご説明します。

性能が良く、室内環境の快適さが期待できる「Low-E複層ガラス」ですが、リフォームをする際には、次の2点を検討しておくことが重要となります。

①取り付けられるかどうかの確認

ガラスのリフォームの場合、既に取り付いている窓ガラスを取り替えることになるので、ガラスが取り付いているサッシ形材に、新設する「Low-E複層ガラス」が入るかどうかを、ガラスを発注するより前にリフォーム業者やお近くのガラス販売店などの専門業者へ確認する必要があります。

サッシ形材に納まらない場合、「アタッチメント」※下記イラスト参照 という部材を使ってサッシ溝の内側に新しくガラス溝を作り、複層ガラスを納める方法もあります。しかし、この場合は、アルミ材で製作られたアタッチメント部分に結露が発生しやすく、結露対策効果が薄まってしまうという弱点も有ります。

また、サッシ形材をまるごと取り替えることも可能ですが、リフォーム費用が高額になるという、デメリットも発生してきます。

アタッチメント装着イメージ

②選ぶ機能を考える

「断熱タイプ」や「遮熱タイプ」の使い分けも大変重要になってきます。例えば、西向きの窓でしたら西日対策として、「遮熱タイプ」の導入が有効になります。一方、南向きの窓に「遮熱タイプ」を入れてしまうと、冬場の陽だまり感(ぽかぽかした感じ)が得られ難くなってしまい、そのため、リフォームする窓の方位もよく考えた上で、検討する必要があります。

また、「断熱」・「遮熱」といった機能以外にも防音性能を高めたものもあったりするので、どんな悩みがガラス交換で解決可能か、リフォーム業者やお近くのガラス販売店などの専門業者へ相談してみることもオススメです。

③ガラスの色やデザインを考える

「Low-Eガラス」は金属膜でコーティングされているため、通常のガラスと比較して、外観・内観ともにコーティングされた金属の色調で若干緑がかった色に見えるものが多くなります。そのため、室内側から見える景色の色味が変わる可能性があります。

「Low-Eガラス」にはクリア色のラインナップも出ています。お部屋によって、「遮熱タイプ」が良いのか、「断熱タイプ」が良いのか、また、その色味はあっても問題がないのか、クリア色のほうが良いのか、それぞれに求める性能と合わせて選択肢は様々です。

                                                        

以上今回は「Low-E複層ガラス」を設置する際のポイントについてお届けしました。

次回第5回目は「Low-E複層ガラス」のまとめ”として総集編という形でお届けします

それでは、今回はこれにてブログを閉じたいと思います。それでは次回にまたお会いしましょう。

By 建築部 上地 透