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2025年11月6日リタシン不動産

【完工高が示す未来】沖縄建設業界の「過去最高の波」と人手不足

こんにちは。

不動産事業部の上原です。

先日発表された完工高ランキングはご覧になりましたでしょうか？

発表されたデータによると、2024年度の県内建設業完成工事高総額は5,839億円で過去最高を更新したそうです。まさに「沖縄建設ブーム」と言っていい状況ですね。

この大きな波の中で、私たち東恩納組もおかげさまで着実に実績を伸ばし、ランキングでは【24位】という大変光栄な順位をいただくことができました。

この記事では、この「過去最高」を支えている沖縄の建設事情を分かりやすく解説しながら、特に深刻な課題である人手不足への東恩納組の具体的なアクションをお伝えしたいと思います。

なぜ今、沖縄の建設業界はこんなに熱いのでしょうか？その理由は、３つの大きな需要が重なっているからです。

A. 安定した公共事業と「沖縄だからこそ」の工事: 道路や上下水道などの地域のインフラ整備は欠かせません。これに加え、防衛関連工事や振興事業が安定して発注されており、これが県内建設業界全体の土台をしっかりと支えています。
B. 観光・商業分野の「夢を形にする」大型投資: インバウンド（外国人観光客）の回復は目覚ましいですね。これを背景に、ジャングリア沖縄のような大型リゾート開発や、新しい銀行本店ビル、大きな病院などの都市機能に関わるプロジェクトが集中しています。高くて大きな建物が増えるほど、全体の完工高もグッと伸びます。
C. 暮らしを支える住宅・都市機能の整備: 人が増えれば、住む場所が必要です。分譲マンションなどの建設が好調に推移しており、私たちの日々の暮らしを支える街づくりも活発に進んでいます。

景気が良いのは嬉しいのですが、現場にはちょっと切実な問題もあります。

資材が高すぎてヒヤヒヤ！「離島コスト」問題: 世界的なインフレや円安の影響で、鉄やセメントの価格がどんどん上がっています。しかも沖縄は、輸送費がかさむ「離島」。資材高騰の波がより大きく響き、工事の予算を圧迫しています。
「人手不足」がやっぱり深刻です: 工事の量は増えているのに、それを担う職人さんや技術者が足りていません。このままでは、せっかくの大きな仕事もスムーズに進まなくなってしまいます。人手不足の解消こそ、沖縄建設業界の未来を決める最大の課題です。

建設業界のトップランナーの一社として、東恩納組はこの深刻な人手不足をただ嘆くのではなく「業界の魅力を高めるチャンス」と捉え、社内でプロジェクトチームを作り具体的なアクションを起こしています。

キャリアアップで年収1,000万円へ！: 現場で重要な役割を果たす現場代理人の年収を1,000万円に引き上げるプロジェクトを立ち上げました。これは、経験豊富な技術者を正当に評価し、沖縄で長く働き続けたいと思える環境を作るための、私たちの強い決意です。この取り組みで、若者にとっても魅力的な業界へと変わっていきます。
新しい技術で「働き方」を劇的に変える！: 高収入と同時に、私たちはDX（デジタルトランスフォーメーション）を積極的に進めます。ドローンやデジタル技術などあらゆるものを活用して、作業の効率と安全性を高め現場の負担を減ら誰もが働きやすい環境を実現します。
技術者を育てる責任: 熟練の技術を途切れさせないために、若手技術者の育成に特に力を入れ、次世代の沖縄の街づくりを担う人材を組織全体で育てていきます。